設立前夜(2) [昔語り]
裏P-MANIA
銀P-MODEL
ピコエンタテインメント Vol.2
終末の果実目録
KB SPECIAL 1993年9月号
GOLD WAX No.24
P-MODEL結成20周年記念書籍 音楽産業廃棄物
いずれも1990年代に発行されたP-MODEL資料集です。
P-MODELを知ったばかりのファンへ向けて
親切丁寧に解説されているものから、
十数年の歴史を余すところなく詰めた電話帳サイズの資料本、
よほどコアなマニアすら滅多にお目にかかれない
激レア音源ばかりを紹介した超上級者向けの記事まで、
作り手の意志とP-MODELへのリスペクトが伝わる一級品の資料ばかり。
90年代初頭に巻き起こったテクノポップ再ブームの
真っ直中でP-MODELに興味を持った私は、
折良く発行されたこれらの資料集に大変お世話になりました。
特に、マンドレイク時代から1993年までの雑誌・会報記事・
チラシを大量に収録した資料同人誌“裏P-MANIA”を手にしたときは、
「宝だ! バイブルだ! 一生モノだ!」と狂喜乱舞したのを覚えてます。
しかし雑誌や書籍は、その性質上、
一定期間が過ぎると途端に入手困難になってしまいます。
近年の例では“音楽産業廃棄物”。
初版刊行時から半年も経たぬうちに入手しづらくなり
版を改め復刊するまでに6年もかかりました。
(むしろ、fukkan.comでの地道なリクエストや、
それを受けての復刊交渉が困難を乗り越えて実を結び、
復刊の日の目をみたことが、ひとつの奇跡だったとも感じます)
そして、紙媒体資料集には、総ページ数やカラー記事に対して
一定の限界が設けられてるのが実情ではないでしょうか。
貴重盤が掲載されたモノクロのディスコグラフィを見るたびに。
カラーページでじっくり眺めたい、と唸ってました。
対してインターネットサイトは、それらの点からは解放されてます。
制作者の意志でサイトを閉鎖しない限り、
ネットに繋がればいつでも誰でも閲覧可能。
サイト容量は広大で等倍カラー画像もお手のまま。
他のテクノポップ・ニューウェイブバンドには
レイアウトも美しく読んでて楽しいデータベースサイトが
いくつもあったことも刺激となりました。
特に“MOONRIDERS WEB SERVER”(ムーンライダーズ)
“ぱちーの”・“Howling WEB”(有頂天・ロンバケ)からは
様々なエキスを吸収いたしました。この場を借りて御礼申し上げます。
作り手が自ら内容を吟味して律しないと、
受け手が苦痛を覚えるような冗長なコンテンツを
作ってしまう、という欠点もサイトにはありますが
サムネイルを多数陳列して、任意の画像を選択後に
等倍画像が表示されるカタログ形式ならば
見易く便利だろう、と思案してレイアウトを模索しはじめました。
・無料サイトは運営が不安定になる可能性があるから
サーバをレンタルして腰を据えて運営する。
・P-MODEL/平沢進に特化した内容にする。
・開設から10年は継続する。
・不確かな情報は省き、裏打ちの取れた資料を掲載する。
草案は徐々にまとまりつつありました。
いよいよ制作へと歩を進めます。
銀P-MODEL
ピコエンタテインメント Vol.2
終末の果実目録
KB SPECIAL 1993年9月号
GOLD WAX No.24
P-MODEL結成20周年記念書籍 音楽産業廃棄物
いずれも1990年代に発行されたP-MODEL資料集です。
P-MODELを知ったばかりのファンへ向けて
親切丁寧に解説されているものから、
十数年の歴史を余すところなく詰めた電話帳サイズの資料本、
よほどコアなマニアすら滅多にお目にかかれない
激レア音源ばかりを紹介した超上級者向けの記事まで、
作り手の意志とP-MODELへのリスペクトが伝わる一級品の資料ばかり。
90年代初頭に巻き起こったテクノポップ再ブームの
真っ直中でP-MODELに興味を持った私は、
折良く発行されたこれらの資料集に大変お世話になりました。
特に、マンドレイク時代から1993年までの雑誌・会報記事・
チラシを大量に収録した資料同人誌“裏P-MANIA”を手にしたときは、
「宝だ! バイブルだ! 一生モノだ!」と狂喜乱舞したのを覚えてます。
しかし雑誌や書籍は、その性質上、
一定期間が過ぎると途端に入手困難になってしまいます。
近年の例では“音楽産業廃棄物”。
初版刊行時から半年も経たぬうちに入手しづらくなり
版を改め復刊するまでに6年もかかりました。
(むしろ、fukkan.comでの地道なリクエストや、
それを受けての復刊交渉が困難を乗り越えて実を結び、
復刊の日の目をみたことが、ひとつの奇跡だったとも感じます)
音楽産業廃棄物 高橋 かしこ (2005/06) ブッキング この商品の詳細を見る |
そして、紙媒体資料集には、総ページ数やカラー記事に対して
一定の限界が設けられてるのが実情ではないでしょうか。
貴重盤が掲載されたモノクロのディスコグラフィを見るたびに。
カラーページでじっくり眺めたい、と唸ってました。
対してインターネットサイトは、それらの点からは解放されてます。
制作者の意志でサイトを閉鎖しない限り、
ネットに繋がればいつでも誰でも閲覧可能。
サイト容量は広大で等倍カラー画像もお手のまま。
他のテクノポップ・ニューウェイブバンドには
レイアウトも美しく読んでて楽しいデータベースサイトが
いくつもあったことも刺激となりました。
特に“MOONRIDERS WEB SERVER”(ムーンライダーズ)
“ぱちーの”・“Howling WEB”(有頂天・ロンバケ)からは
様々なエキスを吸収いたしました。この場を借りて御礼申し上げます。
作り手が自ら内容を吟味して律しないと、
受け手が苦痛を覚えるような冗長なコンテンツを
作ってしまう、という欠点もサイトにはありますが
サムネイルを多数陳列して、任意の画像を選択後に
等倍画像が表示されるカタログ形式ならば
見易く便利だろう、と思案してレイアウトを模索しはじめました。
・無料サイトは運営が不安定になる可能性があるから
サーバをレンタルして腰を据えて運営する。
・P-MODEL/平沢進に特化した内容にする。
・開設から10年は継続する。
・不確かな情報は省き、裏打ちの取れた資料を掲載する。
草案は徐々にまとまりつつありました。
いよいよ制作へと歩を進めます。
2007-01-10 23:17
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