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脳の隙間で [四方山話]

胎教ってよく言われるじゃないですか。
あれが実際に効果あるのかないのかは分かりませんけど、
似たような記憶が私にも少し残ってます。
今日はそんな話題。


仕事してる時も遊んでる時も、だいたいいつもどんなときでも、
この数十年、頭の中に溜め込んだ曲を適当に口ずさんで暮らしてきてますが
こんなの自分の音楽遍歴で覚えたのじゃないぞというフレーズが、時おり出てきます。
それらが何曲もレパートリーになってて、意外と鮮明に覚えてて、それなりに歌える。
はてさてこれはいったいなんじゃろな、などとあまり気にせずに過ごしてました。

今の時代は便利すぎて怖いですね。おぼろげな歌詞をGoogleに打ち込んだら
長年つっかえてた疑問があっという間に解けてしまうとは。


虹とスニーカーの頃/チューリップ (1979年)


SACHIKO ばんばひろふみ (1979年)


「岬めぐり」/山本コウタローとウィークエンド (1974年)



…どれもこれも私の幼児時代。
両親が好きだった曲が丸わかりだ。
よーく思い出してみるとドライブにいったときに車の中で
SACHIKOを聞かされたような記憶がありました。

ここらへんの曲から色々と当時の世相を掘り下げてみると
うちの親父とお袋はフォーク好きのリア充だったんだろうなー。
夏はテニスで冬はスキーとかレジャーに行ってたという話を思い出したり、
ボウリングやってた頃の写真とか実家で見た覚えもあるし、
小さいころいかついステレオとフォークギターが転がってたぞ。
幼い兄弟二人で壊したぞ。ごめん親父。

そしてロックは一切興味なし。家でビートルズとかGSとか流れてた記憶まったくなし。
「6~70年代、ロックは不良の音楽だった」という言葉がピンと来ない世代ですが
うちの両親を透かしてみたら、なんとなく実感できた思いです。
…プログレとまでは言わんけど、せめてビートルズぐらいは聞いててもいいのに…。


ちなみに母方の叔父から預かってたレコードボックスが実家に転がってましたが
その中にはアリスのLPがみっちり詰まってました。
あーあーあー、分かる分かる分かる気がする。
そんな叔父も今年で還暦。平沢さんと同い年です。

私の三つ上の兄はといえば、思春期にバイトして買ったCDステレオから
テイク・オン・ミーとかトップガンの曲とかが漏れ聞こえてました。
あーあーあー(以下略)
そんな感じに幼少の記憶が芋づる式に蘇ってしまいます。

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さて、ここまで書いたのは、私個人の些細なプライベートな出来事ですが
これを読んだあなたにとっても他人ごとではないかもしれません。

いつの日か縁あって結婚し、子供を授かり、すくすくと成長して
その子が思春期を迎えた頃に、あなたにそっと尋ねてくるのです。


「ねえ、わたし時々頭のなかに『ぱらましー』って流れるんだけど、あれなんだろ?」

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更新 2014.07.13秋の夜長に HYBRID PHONON .. ブログトップ

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