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秋の夜長に HYBRID PHONON を連想する [四方山話]

もういくつ寝ると平沢進×核P-MODELライブ「HYBRID PHONON」ですね。
これまでにP-MODEL名義楽曲の平沢ソロ手法解釈やその逆はありましたが
今回のようにハイブリッド・ショーと銘打ったのは初めての出来事。
管弦楽風シンフォニーに重きをおいたソロアレンジと
電子音とシーケンスリズムが交錯する核P-MODELアレンジという、
対極に位置するような2つのサウンドがどのようにステージで衝突しあうのか
興味が尽きませんが、先に発表された「導入のマジック」が意外なくらいに
統一感ある仕上がりだったことで既に答えが出てるのかもしれません。

「導入のマジック」には典型的な平沢ソロ曲や核P-MODEL曲に加えて、
クロスパターンである還弦主義版P-MODEL→平沢ソロアレンジ曲と
エナジーワークス版平沢ソロ→P-MODELアレンジ曲の4パターンが収録されてます。
発表当時はそれぞれに個性あるサウンドだったアレンジの楽曲が
一つのアルバムにまとまってみると通して違和感もなく通して聞けてしまう。
ここにマジックが隠されてそうです。

たとえば「嵐の海」のように、発表当時はバンドサウンドだった初期ソロ曲も
その後のソロライブで演奏されたときにシーケンスリズムが
屋台骨を支えるアレンジへと変更されたのも一つの理由でしょうし、
あるいは名義の違いによって区別して考えがちな平沢ソロと核P-MODELは
実はそれほど大きな違いがなかったという現れかもしれません。
ちょうど解凍P-MODELの頃のテレビインタビューで
P-MODELデビュー当時であるテクノポップ全盛の頃の作風と
3rdアルバム「ポプリ」以降のハードコア路線には実は音楽的に大きな違いはなく、
最大の違いはアルバムジャケットのカラーリングだったと発言した事例のように。

いずれにせよ「導入のマジック」と「HYBRID PHONON」は
非常に近しい双子のようなイベントであり、
平沢ソロと核P-MODELの接近遭遇としての象徴となるかもしれません。
そしてもうひとつ、核P-MODELに絡む忘れてはならない軸として、
2000年代P-MODEL~核P-MODELを定義づけた国際亞種音学会アシュオン実験報告書と
それに執拗に接近を迫り、時には一定の距離を置いて暗躍する宇宙人PEVO御一行。
「HYBRID PHONON」の翌月にはヴォルキス・プロラデュークがゲスト参加する「NEOZIC」が
控えてますし、マガゾフ~Gipnoza~パラレル・コザック~非定点観測隊と続く
PEVO達の行動発言にも改めて注視する必要がありそうです。
今後の核P-MODEL、ひいては平沢ソロにまで影響をおよぼすことになるのか否か。
さてさて本当のところはどんなもんなんでしょ。
今の私には皆目検討つきません。「HYBRID PHONON」が楽しみです。



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脳の隙間で更新 2014.10.08 ブログトップ

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