青の6号の帰還 [四方山話]
もう12年も前のことなので、昔話と言って差し支えないのかもしれません。
平沢リスナーにとって、2004年前半は妄想代理人の話題でもちきりでした。
東京ゴッドファーザーズを作り終えた今敏監督と平沢進が再びタッグを組んで、
WOWOWで放送する新作アニメの音楽を全面担当する、というニュースは
なかなかインパクトがあり、アニメ雑誌も妄想代理人特集記事を掲載し、
硬派なアニメファンの間でも少し話題になったと記憶しています。
妄想代理人は広報宣伝活動も積極的で、
完成披露やDVD発売などの折にイベントが開催されて
平沢さんもそれらのステージに何度か出演しました。
その中の一つが2004年5月14日、新宿ロフトプラスワン
『妄想代理人』DVD発売記念トークイベント
「少年バットと呼ばれる通り魔は何者なのか?」です。
前年12月に同所で開催されたトークイベント
「斎藤環meets平沢進~ひきこもりmeetsミュージック~」で共演した斎藤環さんが司会を務め、
平沢さんと今監督が妄想代理人を俎上に載せてあれこれと話した内容は
平沢FC会報グリーンナーヴ16号にて詳しくレポートされたとおりですが、
そこには記載されてない出来事で、プレゼント抽選会が催されました。
入場時に配られた抽選券の色と番号を壇上の出演者お三方が抽選して
当選者には妄想代理人グッズをプレゼント。
どんなものが景品として提供されたのかを事細かには思い出せませんけど
その抽選会で私も当選したのでした。
私が手にしていた抽選券は青色の6番。
当選者は出演者の元まで行って手渡しでプレゼントをもらうという寸法。
私の番号が今監督の口から読み上げられた時は
一瞬ポカンとしてから、慌てて手を挙げて、お三方のもとまで行ったっけか。
番号を読み上げた瞬間だったか受け渡しの時か、もう記憶もおぼろげですが、
今監督がこう呟いてたのは今でもはっきり覚えてます。
「青の6番……あ、青の6号ですね」
小澤さとる!
監督から手渡された景品は妄想代理人(Paranoia Agent)英字ロゴが前面に、
背面には謎の老人と数式がプリントされたTシャツで、
(http://mousou.asmik-ace.co.jp/tshirts.html)
背面の方に今監督と平沢さんの直筆サイン入り。
今監督のサインには作品のヒロインイラストが添えられるのが慣わしで
これには月子の顔が描かれておりました。
もう、どこからどう見ても貴重品なのは間違いないし、
もらった直後の浮かれ気分で冗談交じりに一回袖を通したぐらいで
あとは大切に大切に、我が家の平沢グッズ置き場で保管してました。
数年たって、自宅を引っ越しして新居の片づけも落ち着いた頃。
そろそろあのTシャツ、立派なものだからきちんとした形にしたい。
畳んでしまってるんじゃなくて額装して飾りたいな、とか思い始めて
取り出そうとしましたが、あるはずのところから見つからない。
P-MODELや平沢さん、その他アーティスト布物グッズの中に
一緒にしまったはずなのに、なぜか妄想代理人Tシャツだけ出てこない。
あんなもの、どんなシッチャカメッチャカなときでも
間違えて処分するようなものじゃないから
どこかにあるんだろうけど、どれだけ探しても見つからない。
その時はまたそのうち大掃除するときにでも
出てくればいいかなー出てこないかなーなどと安易に考えていましたが、
それからしばらくして訪れた2010年の8月。
もう二度と今監督の新作に触れることがなくなったと知った時は
失せ物の後悔も重なり、どうしようもなく落胆したもので
手元に残ったのは、失くす前に撮った数枚の写真だけでした。
それから数年は事あるごとに探してましたが、まったく手がかりなし。
さすがにそろそろ諦めかけてたところでしたが、
つい先日、思いもよらない場所から
懐かしいTシャツを発見したと家人から報告。
いただいた当時のままで痛みも見られず、無事に手許に戻りました。
今度こそ額装して、色々な思い出とともに綺麗に飾ろうと思います。
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【2017.03.08 追記】
このように額装できました。
平沢リスナーにとって、2004年前半は妄想代理人の話題でもちきりでした。
東京ゴッドファーザーズを作り終えた今敏監督と平沢進が再びタッグを組んで、
WOWOWで放送する新作アニメの音楽を全面担当する、というニュースは
なかなかインパクトがあり、アニメ雑誌も妄想代理人特集記事を掲載し、
硬派なアニメファンの間でも少し話題になったと記憶しています。
妄想代理人は広報宣伝活動も積極的で、
完成披露やDVD発売などの折にイベントが開催されて
平沢さんもそれらのステージに何度か出演しました。
その中の一つが2004年5月14日、新宿ロフトプラスワン
『妄想代理人』DVD発売記念トークイベント
「少年バットと呼ばれる通り魔は何者なのか?」です。
前年12月に同所で開催されたトークイベント
「斎藤環meets平沢進~ひきこもりmeetsミュージック~」で共演した斎藤環さんが司会を務め、
平沢さんと今監督が妄想代理人を俎上に載せてあれこれと話した内容は
平沢FC会報グリーンナーヴ16号にて詳しくレポートされたとおりですが、
そこには記載されてない出来事で、プレゼント抽選会が催されました。
入場時に配られた抽選券の色と番号を壇上の出演者お三方が抽選して
当選者には妄想代理人グッズをプレゼント。
どんなものが景品として提供されたのかを事細かには思い出せませんけど
その抽選会で私も当選したのでした。
私が手にしていた抽選券は青色の6番。
当選者は出演者の元まで行って手渡しでプレゼントをもらうという寸法。
私の番号が今監督の口から読み上げられた時は
一瞬ポカンとしてから、慌てて手を挙げて、お三方のもとまで行ったっけか。
番号を読み上げた瞬間だったか受け渡しの時か、もう記憶もおぼろげですが、
今監督がこう呟いてたのは今でもはっきり覚えてます。
「青の6番……あ、青の6号ですね」
小澤さとる!
監督から手渡された景品は妄想代理人(Paranoia Agent)英字ロゴが前面に、
背面には謎の老人と数式がプリントされたTシャツで、
(http://mousou.asmik-ace.co.jp/tshirts.html)
背面の方に今監督と平沢さんの直筆サイン入り。
今監督のサインには作品のヒロインイラストが添えられるのが慣わしで
これには月子の顔が描かれておりました。
もう、どこからどう見ても貴重品なのは間違いないし、
もらった直後の浮かれ気分で冗談交じりに一回袖を通したぐらいで
あとは大切に大切に、我が家の平沢グッズ置き場で保管してました。
数年たって、自宅を引っ越しして新居の片づけも落ち着いた頃。
そろそろあのTシャツ、立派なものだからきちんとした形にしたい。
畳んでしまってるんじゃなくて額装して飾りたいな、とか思い始めて
取り出そうとしましたが、あるはずのところから見つからない。
P-MODELや平沢さん、その他アーティスト布物グッズの中に
一緒にしまったはずなのに、なぜか妄想代理人Tシャツだけ出てこない。
あんなもの、どんなシッチャカメッチャカなときでも
間違えて処分するようなものじゃないから
どこかにあるんだろうけど、どれだけ探しても見つからない。
その時はまたそのうち大掃除するときにでも
出てくればいいかなー出てこないかなーなどと安易に考えていましたが、
それからしばらくして訪れた2010年の8月。
もう二度と今監督の新作に触れることがなくなったと知った時は
失せ物の後悔も重なり、どうしようもなく落胆したもので
手元に残ったのは、失くす前に撮った数枚の写真だけでした。
それから数年は事あるごとに探してましたが、まったく手がかりなし。
さすがにそろそろ諦めかけてたところでしたが、
つい先日、思いもよらない場所から
懐かしいTシャツを発見したと家人から報告。
いただいた当時のままで痛みも見られず、無事に手許に戻りました。
今度こそ額装して、色々な思い出とともに綺麗に飾ろうと思います。
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【2017.03.08 追記】
このように額装できました。
2016-08-24 00:18
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