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キミタチとは分かりあえる Nanotune Up! 20181013 in HAMAMATSU [四方山話]

“静岡県浜松市から、電子音と楽器の楽しい関係を考えてみる、一つの試みです。”
(Nanotune.Org 公式サイトより)


10/13に行われた Nanotune.Org 主催イベント
「Nanotune Up!」へ参加しました。

中野テルヲと三浦俊一ソロユニット bikini rock の出演が発表され、
「行ってみたいなあ」と思いつつ詳細を調べてたら、
「うわっ行かなきゃ!」と決意させる名前と画像。
ksmt × sascacci。
ニューウェーブバンド「航空電子」のベーシストとして知られる、
クスモトヨシノリさんのユニットです。

航空電子OfficialSite|テクノ ニューウェーブ ジャンクロック

ジャンクロックバンド;航空電子オフィシャルサイト。最新情報、ライブチケットの予約、CD、DVDの購入ができます。



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せっかくなので十数年前の昔話をさせてください。

20世紀末のニューウェーブイベント
「東京 Newwave Of Newwave」「DRIVE to 2000」前後が
発端だったでしょうか。
東京を中心としたインディーズ界隈において
2000年代式ニューウェーブシーンが活性化し、
ベテランから若手までのバンド・ユニットが
それぞれに知恵を絞って個性を発揮していました。

POLYSICSは当時から出世頭でメジャー街道を突っ走り、
SKYFISHERが超高速と爆音で鼓膜を破壊して、
三浦俊一を迎えたヤング100Vは音楽性と世界観を煮詰めはじめ、
プロレス的ギミックを取り込んだQ熱が熱いバトルを繰り広げ、
千葉レーダは梅ガムを配り、大正九年が光り輝き、
フロッタージュ、FARMSTAY、ザ・キャプテンズ、サード・クラス、
Hiwatt Electric、プチミット、スカーフカー、スプリットメモリーマン、
ミスゴブリン、マイアミ、火星ソーダ……。
バンド間の交流も激しく、イベントも数多く行われてました。
地方在住の者にとっては到底追いきれません。


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そんな中で噂が走ったのは、かなり早い頃です。
「浜松にすげえ奴らがいるらしい」

はっぴいえんどがトリビュートアルバムを出した2002年。
その一企画としておこなわれた
「はっぴいえんどトリビュート・新人オーディション」
そこに合格し、トリビュートに収録されたのが「春よ来い」。
タバタコウヘイ・クスモトヨシノリ率いる航空電子の
エレクトロパンクなカバーです。




ほどなく航空電子は東京進出。
ライブでは登録メンバー制を採用し、総勢10人強のメンバーの中から
その都度集結したメンバーがステージに立ち、
ときには10人以上揃い踏み、舞台を埋め尽くしたライブもありました。
あれは今でも語り草。

(2020.07.17 追記:11人体制ラストライブ・ダイジェスト!!)


ミニアルバムFLYNING-HIGH!!・フルアルバムSONIC BOOMと
リリースも続き、シーンの中心をかっ飛ぶ航空電子。
追っかけてたバンドの対バンに航空の名があると得した気分でした。

追記20210228:
航空電子も遂にサブスク解禁。
FLYING-HIGH!!+
http://www.kouku-densi.com/index.php/news/20201207_news


DRIVING-HIGH!!+
http://www.kouku-densi.com/index.php/news/20210117-1


SONIC BOOM × サクラサク
http://www.kouku-densi.com/index.php/news/20210222-1







登録メンバー制は数年で終了し、メンバー変遷しつつも、
恒常的な活動が続く中、ナゴム再生委員会から発展した
Beat Surfers の CITRON RECORDINGS レーベルからアルバムや
コンピレーションアルバムをリリースしたこともありましたっけ。
そのタバタさんプロデュースのコンピレーションアルバムが、
アーバンギャルド・ Boogie the マッハモータースが参加した
「東京ゲリラ」。




しかしその後、タバタさんの手術などもあり、
徐々に穏やかに活動収束してゆきました。
(ここまでの経緯、Wikipediaが恐ろしく詳しいです
今年の9月に3年ぶりの航空電子ライブが企画されてましたが、
台風のために中止となったのは残念です。次の機会が来ることを。







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航空電子の顔といえばボーカルのタバタさんですが、
彼と共に中心的存在なのがクスモトさんです。

航空電子から離れたクスモトさんの課外活動としては、
女性ボーカルニューウェーブバンドのダブルユース、
そこから発展した夕餉に参加。
夕餉として2014年のデンシコン浜松にも出演された模様。

ksmt

Listen to ksmt | SoundCloud is an audio platform that lets you listen to what you love and share the sounds you create.. Hamamatsu. 10 Tracks. 69 Followers. Stream Tracks and Playlists from ksmt on your desktop or mobile device.



それらと並行してksmt名義のソロ作品も
作り貯めていると伝え聞いてましたが、
近年は映像作家のsascacciさんと親交を深め、
今回のイベント参加の運びとなったご様子。


航空電子発祥の地で、
エレクトロでフューチャーフォークを奏でる bikini rock や、
円熟の電子魔術師、中野テルヲを向こうに張って、
トランス音響映像空間へと拐かす ksmt×sascacci。
来て良かった。
音楽と映像のシンクはもとより、
ビートを強調せずとも電子音の隙間からリズムが垣間見える快感原則。
エレクトロニカについては掠めた程度しか分からない
門外漢な私でも心地よいひとときでした。



今回はksmt 1stアルバムのレコ発ライブとのことで、
会場で販売されましたが、持ち込み分が完売。
今回のイベント主催のNanotune.Orgレーベルからのリリースで、
後日、Nanotune.Org公式サイトからも通販できる予定だそうです。

20181214追記:通販開始!

sceneries in metrics / ksmt - Nanotune.Org - BOOTH

「ひとにやさしいエレクトロニカ」 風景を音に。 幅のあるエレクトロニカというジャンルのなかで聴きやすく、 けれど緩いだけではないエッジの効いた全10曲入り。 あなたの日常の景色のお供に。 ksmt は 映像プログラマー sascacci とのユニットで自作アプリを用いた Audio & Visual のライブ活動も行っています。




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そしてこれだけはなんとしても書き残したいのですが、
今回のイベント、転換中のBGMが生演奏で(!)、
浜松で活動するモジュラーシンセコミュニティ
MODU/LABOによって紡がれ続けるシンセサウンドコラージュ。

MODU / LABO (@modulabo) * Instagram photos and videos

460 Followers, 765 Following, 31 Posts - See Instagram photos and videos from MODU / LABO (@modulabo)



モジュラー山脈を一見してもどんな機材なのか
何をしたらこんな音楽が出るのか分からないカッコ良さが魅力的でした。
もうたまんないの。

IMG_6381.jpg
IMG_6378.jpg
IMG_6377.jpg


楽しかったなー浜松。ご飯も美味しいしライブも楽しいし。
ヤマハ本社ミュージアムであるイノベーションロードも最高でした。
終わった後のオフ会的な打ち上げまでも超楽しい。

お会いできた方、遊んでくださって誠にありがとうございました!
「電子音と楽器の楽しい関係」、心の底から味わえた気分。
また機会があったら是非行きたい!


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