秋の夜長に HYBRID PHONON を連想する [四方山話]
もういくつ寝ると平沢進×核P-MODELライブ「HYBRID PHONON」ですね。
これまでにP-MODEL名義楽曲の平沢ソロ手法解釈やその逆はありましたが
今回のようにハイブリッド・ショーと銘打ったのは初めての出来事。
管弦楽風シンフォニーに重きをおいたソロアレンジと
電子音とシーケンスリズムが交錯する核P-MODELアレンジという、
対極に位置するような2つのサウンドがどのようにステージで衝突しあうのか
興味が尽きませんが、先に発表された「導入のマジック」が意外なくらいに
統一感ある仕上がりだったことで既に答えが出てるのかもしれません。
「導入のマジック」には典型的な平沢ソロ曲や核P-MODEL曲に加えて、
クロスパターンである還弦主義版P-MODEL→平沢ソロアレンジ曲と
エナジーワークス版平沢ソロ→P-MODELアレンジ曲の4パターンが収録されてます。
発表当時はそれぞれに個性あるサウンドだったアレンジの楽曲が
一つのアルバムにまとまってみると通して違和感もなく通して聞けてしまう。
ここにマジックが隠されてそうです。
たとえば「嵐の海」のように、発表当時はバンドサウンドだった初期ソロ曲も
その後のソロライブで演奏されたときにシーケンスリズムが
屋台骨を支えるアレンジへと変更されたのも一つの理由でしょうし、
あるいは名義の違いによって区別して考えがちな平沢ソロと核P-MODELは
実はそれほど大きな違いがなかったという現れかもしれません。
ちょうど解凍P-MODELの頃のテレビインタビューで
P-MODELデビュー当時であるテクノポップ全盛の頃の作風と
3rdアルバム「ポプリ」以降のハードコア路線には実は音楽的に大きな違いはなく、
最大の違いはアルバムジャケットのカラーリングだったと発言した事例のように。
いずれにせよ「導入のマジック」と「HYBRID PHONON」は
非常に近しい双子のようなイベントであり、
平沢ソロと核P-MODELの接近遭遇としての象徴となるかもしれません。
そしてもうひとつ、核P-MODELに絡む忘れてはならない軸として、
2000年代P-MODEL~核P-MODELを定義づけた国際亞種音学会アシュオン実験報告書と
それに執拗に接近を迫り、時には一定の距離を置いて暗躍する宇宙人PEVO御一行。
「HYBRID PHONON」の翌月にはヴォルキス・プロラデュークがゲスト参加する「NEOZIC」が
控えてますし、マガゾフ~Gipnoza~パラレル・コザック~非定点観測隊と続く
PEVO達の行動発言にも改めて注視する必要がありそうです。
今後の核P-MODEL、ひいては平沢ソロにまで影響をおよぼすことになるのか否か。
さてさて本当のところはどんなもんなんでしょ。
今の私には皆目検討つきません。「HYBRID PHONON」が楽しみです。
これまでにP-MODEL名義楽曲の平沢ソロ手法解釈やその逆はありましたが
今回のようにハイブリッド・ショーと銘打ったのは初めての出来事。
管弦楽風シンフォニーに重きをおいたソロアレンジと
電子音とシーケンスリズムが交錯する核P-MODELアレンジという、
対極に位置するような2つのサウンドがどのようにステージで衝突しあうのか
興味が尽きませんが、先に発表された「導入のマジック」が意外なくらいに
統一感ある仕上がりだったことで既に答えが出てるのかもしれません。
「導入のマジック」には典型的な平沢ソロ曲や核P-MODEL曲に加えて、
クロスパターンである還弦主義版P-MODEL→平沢ソロアレンジ曲と
エナジーワークス版平沢ソロ→P-MODELアレンジ曲の4パターンが収録されてます。
発表当時はそれぞれに個性あるサウンドだったアレンジの楽曲が
一つのアルバムにまとまってみると通して違和感もなく通して聞けてしまう。
ここにマジックが隠されてそうです。
たとえば「嵐の海」のように、発表当時はバンドサウンドだった初期ソロ曲も
その後のソロライブで演奏されたときにシーケンスリズムが
屋台骨を支えるアレンジへと変更されたのも一つの理由でしょうし、
あるいは名義の違いによって区別して考えがちな平沢ソロと核P-MODELは
実はそれほど大きな違いがなかったという現れかもしれません。
ちょうど解凍P-MODELの頃のテレビインタビューで
P-MODELデビュー当時であるテクノポップ全盛の頃の作風と
3rdアルバム「ポプリ」以降のハードコア路線には実は音楽的に大きな違いはなく、
最大の違いはアルバムジャケットのカラーリングだったと発言した事例のように。
いずれにせよ「導入のマジック」と「HYBRID PHONON」は
非常に近しい双子のようなイベントであり、
平沢ソロと核P-MODELの接近遭遇としての象徴となるかもしれません。
そしてもうひとつ、核P-MODELに絡む忘れてはならない軸として、
2000年代P-MODEL~核P-MODELを定義づけた国際亞種音学会アシュオン実験報告書と
それに執拗に接近を迫り、時には一定の距離を置いて暗躍する宇宙人PEVO御一行。
「HYBRID PHONON」の翌月にはヴォルキス・プロラデュークがゲスト参加する「NEOZIC」が
控えてますし、マガゾフ~Gipnoza~パラレル・コザック~非定点観測隊と続く
PEVO達の行動発言にも改めて注視する必要がありそうです。
今後の核P-MODEL、ひいては平沢ソロにまで影響をおよぼすことになるのか否か。
さてさて本当のところはどんなもんなんでしょ。
今の私には皆目検討つきません。「HYBRID PHONON」が楽しみです。
2014-09-27 03:13
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脳の隙間で [四方山話]
胎教ってよく言われるじゃないですか。
あれが実際に効果あるのかないのかは分かりませんけど、
似たような記憶が私にも少し残ってます。
今日はそんな話題。
仕事してる時も遊んでる時も、だいたいいつもどんなときでも、
この数十年、頭の中に溜め込んだ曲を適当に口ずさんで暮らしてきてますが
こんなの自分の音楽遍歴で覚えたのじゃないぞというフレーズが、時おり出てきます。
それらが何曲もレパートリーになってて、意外と鮮明に覚えてて、それなりに歌える。
はてさてこれはいったいなんじゃろな、などとあまり気にせずに過ごしてました。
今の時代は便利すぎて怖いですね。おぼろげな歌詞をGoogleに打ち込んだら
長年つっかえてた疑問があっという間に解けてしまうとは。
虹とスニーカーの頃/チューリップ (1979年)
SACHIKO ばんばひろふみ (1979年)
「岬めぐり」/山本コウタローとウィークエンド (1974年)
…どれもこれも私の幼児時代。
両親が好きだった曲が丸わかりだ。
よーく思い出してみるとドライブにいったときに車の中で
SACHIKOを聞かされたような記憶がありました。
ここらへんの曲から色々と当時の世相を掘り下げてみると
うちの親父とお袋はフォーク好きのリア充だったんだろうなー。
夏はテニスで冬はスキーとかレジャーに行ってたという話を思い出したり、
ボウリングやってた頃の写真とか実家で見た覚えもあるし、
小さいころいかついステレオとフォークギターが転がってたぞ。
幼い兄弟二人で壊したぞ。ごめん親父。
そしてロックは一切興味なし。家でビートルズとかGSとか流れてた記憶まったくなし。
「6~70年代、ロックは不良の音楽だった」という言葉がピンと来ない世代ですが
うちの両親を透かしてみたら、なんとなく実感できた思いです。
…プログレとまでは言わんけど、せめてビートルズぐらいは聞いててもいいのに…。
ちなみに母方の叔父から預かってたレコードボックスが実家に転がってましたが
その中にはアリスのLPがみっちり詰まってました。
あーあーあー、分かる分かる分かる気がする。
そんな叔父も今年で還暦。平沢さんと同い年です。
私の三つ上の兄はといえば、思春期にバイトして買ったCDステレオから
テイク・オン・ミーとかトップガンの曲とかが漏れ聞こえてました。
あーあーあー(以下略)
そんな感じに幼少の記憶が芋づる式に蘇ってしまいます。
-----------
さて、ここまで書いたのは、私個人の些細なプライベートな出来事ですが
これを読んだあなたにとっても他人ごとではないかもしれません。
いつの日か縁あって結婚し、子供を授かり、すくすくと成長して
その子が思春期を迎えた頃に、あなたにそっと尋ねてくるのです。
「ねえ、わたし時々頭のなかに『ぱらましー』って流れるんだけど、あれなんだろ?」
あれが実際に効果あるのかないのかは分かりませんけど、
似たような記憶が私にも少し残ってます。
今日はそんな話題。
仕事してる時も遊んでる時も、だいたいいつもどんなときでも、
この数十年、頭の中に溜め込んだ曲を適当に口ずさんで暮らしてきてますが
こんなの自分の音楽遍歴で覚えたのじゃないぞというフレーズが、時おり出てきます。
それらが何曲もレパートリーになってて、意外と鮮明に覚えてて、それなりに歌える。
はてさてこれはいったいなんじゃろな、などとあまり気にせずに過ごしてました。
今の時代は便利すぎて怖いですね。おぼろげな歌詞をGoogleに打ち込んだら
長年つっかえてた疑問があっという間に解けてしまうとは。
虹とスニーカーの頃/チューリップ (1979年)
SACHIKO ばんばひろふみ (1979年)
「岬めぐり」/山本コウタローとウィークエンド (1974年)
…どれもこれも私の幼児時代。
両親が好きだった曲が丸わかりだ。
よーく思い出してみるとドライブにいったときに車の中で
SACHIKOを聞かされたような記憶がありました。
ここらへんの曲から色々と当時の世相を掘り下げてみると
うちの親父とお袋はフォーク好きのリア充だったんだろうなー。
夏はテニスで冬はスキーとかレジャーに行ってたという話を思い出したり、
ボウリングやってた頃の写真とか実家で見た覚えもあるし、
小さいころいかついステレオとフォークギターが転がってたぞ。
幼い兄弟二人で壊したぞ。ごめん親父。
そしてロックは一切興味なし。家でビートルズとかGSとか流れてた記憶まったくなし。
「6~70年代、ロックは不良の音楽だった」という言葉がピンと来ない世代ですが
うちの両親を透かしてみたら、なんとなく実感できた思いです。
…プログレとまでは言わんけど、せめてビートルズぐらいは聞いててもいいのに…。
ちなみに母方の叔父から預かってたレコードボックスが実家に転がってましたが
その中にはアリスのLPがみっちり詰まってました。
あーあーあー、分かる分かる分かる気がする。
そんな叔父も今年で還暦。平沢さんと同い年です。
私の三つ上の兄はといえば、思春期にバイトして買ったCDステレオから
テイク・オン・ミーとかトップガンの曲とかが漏れ聞こえてました。
あーあーあー(以下略)
そんな感じに幼少の記憶が芋づる式に蘇ってしまいます。
-----------
さて、ここまで書いたのは、私個人の些細なプライベートな出来事ですが
これを読んだあなたにとっても他人ごとではないかもしれません。
いつの日か縁あって結婚し、子供を授かり、すくすくと成長して
その子が思春期を迎えた頃に、あなたにそっと尋ねてくるのです。
「ねえ、わたし時々頭のなかに『ぱらましー』って流れるんだけど、あれなんだろ?」
- アーティスト: 吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ,鈴木さえ子,井上富雄,下山淳,橋本一子,矢口博康,オリジナル・ラヴ,Nav Katze,ケニー井上,平沢進
- 出版社/メーカー: ヴィヴィッド
- 発売日: 2004/10/20
- メディア: CD
2014-08-08 19:31
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博物苑十周年ご挨拶 [四方山話]
挨拶が遅れましたが、今年の6月1日で平沢博物苑は満十年を迎えました。
十年一昔とは言いますが、こんなに長く続けられたのも
ひとえにアクセスしてご愛顧くださる皆様のおかげです。
このブログのどこかにも書いたとおり、
「開設してから十年は続ける」と念じながら
資料やHTMLなどと格闘してたのが遠い昔のような気もします。
十年続けられたんだからこの先もきっとなんとかなるだろう。うん。
検索システムの充実や他言語化など、
根本的にシステムを構築しなおしてサイトを一新したいとは
頭の片隅にありますが、もうそんなスキルを学ぶ余裕はなさそうなので
同じようにそれらを必要と考える方々にお任せします。
どなたかお作りになった暁には教えてください。
それではこの先の十年も、また変わらぬご愛顧を
どうぞよろしくお願いいたします。
十年一昔とは言いますが、こんなに長く続けられたのも
ひとえにアクセスしてご愛顧くださる皆様のおかげです。
このブログのどこかにも書いたとおり、
「開設してから十年は続ける」と念じながら
資料やHTMLなどと格闘してたのが遠い昔のような気もします。
十年続けられたんだからこの先もきっとなんとかなるだろう。うん。
検索システムの充実や他言語化など、
根本的にシステムを構築しなおしてサイトを一新したいとは
頭の片隅にありますが、もうそんなスキルを学ぶ余裕はなさそうなので
同じようにそれらを必要と考える方々にお任せします。
どなたかお作りになった暁には教えてください。
それではこの先の十年も、また変わらぬご愛顧を
どうぞよろしくお願いいたします。
2014-07-02 17:55
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By always thinking unto them. ~「たまこラブストーリー」雑感 [四方山話]
苑ブログのスペースを一個人として借ります。貸してください。
普段、ここへは無理矢理にでも平沢もしくは音楽ネタに絡めてから提出しますが、
さすがに今回ばかりはこじつける要素を見出だす気も起きぬほどまったく関係ない。
しかしそれでもどうしても書き留めて置きたいこの衝動。
私にとってこういうものを吐き出せる場所が今はないのを痛感しつつ。
GW公開の劇場アニメーション「たまこラブストーリー」を見てきました。
TV版「たまこまーけっと」にきっちりとケリをつけた、王道すぎて万歳したくなる青春恋愛映画。
これで終わっちゃうんだなあという寂しさも味わいましたが、それはそれ。
見てる途中から感想がとめどなく溢れ出てくる衝撃を受けてしまい、
しかもそれがネタバレ前提のものばかりなので、自分でも困惑してるところです。
ほんとは見た人とトコトン語り明かしたいんですけど、そういう友達もいないのが難点。
そもそもまず、どんな映画なのかという疑問は公式サイト、
その見どころはどこなのかという点はネタバレなしの解説ブログを、それぞれご覧ください。
たまごまご氏がおっしゃる通り、「もう何にも知らなくても楽しめる。」です。
もう、GWにおヒマがあるなら、ぜひとも劇場に足を運んでいただきたい。
『たまこラブストーリー』公式サイト
http://tamakolovestory.com/
「たまこラブストーリー」が、傑作だと確信できたのはなぜか - たまごまごごはん
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20140426/1398523055
なので、ここから先は映画本編を見た後の感想物置です。
ちょっとだけ語らせてください。
普段、ここへは無理矢理にでも平沢もしくは音楽ネタに絡めてから提出しますが、
さすがに今回ばかりはこじつける要素を見出だす気も起きぬほどまったく関係ない。
しかしそれでもどうしても書き留めて置きたいこの衝動。
私にとってこういうものを吐き出せる場所が今はないのを痛感しつつ。
GW公開の劇場アニメーション「たまこラブストーリー」を見てきました。
TV版「たまこまーけっと」にきっちりとケリをつけた、王道すぎて万歳したくなる青春恋愛映画。
これで終わっちゃうんだなあという寂しさも味わいましたが、それはそれ。
見てる途中から感想がとめどなく溢れ出てくる衝撃を受けてしまい、
しかもそれがネタバレ前提のものばかりなので、自分でも困惑してるところです。
ほんとは見た人とトコトン語り明かしたいんですけど、そういう友達もいないのが難点。
そもそもまず、どんな映画なのかという疑問は公式サイト、
その見どころはどこなのかという点はネタバレなしの解説ブログを、それぞれご覧ください。
たまごまご氏がおっしゃる通り、「もう何にも知らなくても楽しめる。」です。
もう、GWにおヒマがあるなら、ぜひとも劇場に足を運んでいただきたい。
『たまこラブストーリー』公式サイト
http://tamakolovestory.com/
「たまこラブストーリー」が、傑作だと確信できたのはなぜか - たまごまごごはん
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20140426/1398523055
なので、ここから先は映画本編を見た後の感想物置です。
ちょっとだけ語らせてください。
2014-04-28 00:30
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ノンテーマでつらつらと。 [四方山話]
平沢 進、東海ラジオ『上坂すみれの乙女*ムジカ』に出演
平沢さんの久しぶりのラジオ出演が上坂すみれさんの冠番組ゲストだとは。
「七つの海よりキミの海」にはかなりヤラれた口だったので
個人的には点と点がようやくリンクしたという感想でした。
余談ですがコレを耳にした時は凸守の中の人が歌ってるなんてついぞ思わなかったDeath。
「クラスタ」とか「キャラ」とか使うのは苦手です。声優・上坂すみれに聞く2 - エキサイトレビュー
このインタビューのとおり、音楽趣味が多岐にわたっていて、
かつ個人的にツボを突かれる感じで見ていて嬉しくなっちゃうようなラインナップで
こっそり注目してましたが、いやはやどんな対談になるんでしょ。耳を傾けなければ。
3/21の15時まで乙女*ムジカ公式メアドで質問を受け付けてるとのことなので
なにか気になることを思いついた人は是非是非投稿しませう。
放送日の4/6と4/13が楽しみだ。中日×巨人戦がサクサク試合進行しますように。
博物苑流【電子音楽・ニューウェイブガイドブック】ガイド
三年前に書いたこちらの記事。
その中で紹介したテクノポップ【(THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)】の全面改訂版ともいえる
「テクノポップ ディスクガイド」が今月下旬に発刊されます。
テクノポップ・ディスクガイド - 美馬亜貴子のMAX! モナムール
詳報は監修者である美馬氏のブログをご覧いただくのが確実かと思いますが
国内~海外・80年代~00年代を縦横に網羅した入門ガイドであり、
その指南役とも言うべき執筆陣がこれまだ豪華です。
例えて言うならメカノ店内の右から左の棚までくまなく気になるようになる一冊。
平沢さんの音楽をきっかけに色んなアーティストを聞いてみたい!…というリスナーへ
たった今、ガイドブックをおすすめするならこれです。
平沢さんが福来良夫名義で作曲した「ハリケーンズ・バム」。
プロレスQ9第九の廃盤とともに再び入手困難曲になってましたが、
一昨年の年末に発売された新日本プロレス40周年記念アルバムに
パワー・ホールとともに収録されてました。
とうの昔に解散したカルガリー・ハリケーンズのテーマ曲でしたが
現在はスーパーストロングマシン選手のものとなってる様子。
対して長州力選手は新日脱退したので、
今回のアルバムには選手名が書かれてない皮肉っぷりですが、
収録されてるのは両方ともオリジナル音源=平沢進オリジナルなので
いま求めるならこれがマストバイです。
てゆうか、私も欲しい。
佐久間正英プロデュース作品集「SAKUMA DROPS」に
P-MODELのデビュー曲「美術館で会った人だろ」が収録されてますね。
Dreamin'から始まるヒットナンバーオンパレードなDISC 1に対して
東京ワッショイ→美術館→COPYなど多彩なバリエーションが拡がるDISC 2は
佐久間さんの懐の深さを実感できるなあー、としみじみしながら聴きました。
1も2も胸に残る曲ばかりですよね。
LastDaysは音哉さんもキーボードで参加してて、
フォーチュンめがねは噂に聞いてたけど結局見る機会がなかったっけ。
内ジャケのスナップショットがこれまた良い表情をしてるんだ。
大切に聴き継いでいきます。
平沢さんの久しぶりのラジオ出演が上坂すみれさんの冠番組ゲストだとは。
「七つの海よりキミの海」にはかなりヤラれた口だったので
個人的には点と点がようやくリンクしたという感想でした。
余談ですがコレを耳にした時は凸守の中の人が歌ってるなんてついぞ思わなかったDeath。
「クラスタ」とか「キャラ」とか使うのは苦手です。声優・上坂すみれに聞く2 - エキサイトレビュー
このインタビューのとおり、音楽趣味が多岐にわたっていて、
かつ個人的にツボを突かれる感じで見ていて嬉しくなっちゃうようなラインナップで
こっそり注目してましたが、いやはやどんな対談になるんでしょ。耳を傾けなければ。
3/21の15時まで乙女*ムジカ公式メアドで質問を受け付けてるとのことなので
なにか気になることを思いついた人は是非是非投稿しませう。
放送日の4/6と4/13が楽しみだ。中日×巨人戦がサクサク試合進行しますように。
博物苑流【電子音楽・ニューウェイブガイドブック】ガイド
三年前に書いたこちらの記事。
その中で紹介したテクノポップ【(THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)】の全面改訂版ともいえる
「テクノポップ ディスクガイド」が今月下旬に発刊されます。
テクノポップ・ディスクガイド - 美馬亜貴子のMAX! モナムール
詳報は監修者である美馬氏のブログをご覧いただくのが確実かと思いますが
国内~海外・80年代~00年代を縦横に網羅した入門ガイドであり、
その指南役とも言うべき執筆陣がこれまだ豪華です。
例えて言うならメカノ店内の右から左の棚までくまなく気になるようになる一冊。
平沢さんの音楽をきっかけに色んなアーティストを聞いてみたい!…というリスナーへ
たった今、ガイドブックをおすすめするならこれです。
CROSSBEAT Presents テクノポップ・ディスク・ガイド (シンコー・ミュージックMOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2014/03/28
- メディア: ムック
平沢さんが福来良夫名義で作曲した「ハリケーンズ・バム」。
プロレスQ9第九の廃盤とともに再び入手困難曲になってましたが、
一昨年の年末に発売された新日本プロレス40周年記念アルバムに
パワー・ホールとともに収録されてました。
とうの昔に解散したカルガリー・ハリケーンズのテーマ曲でしたが
現在はスーパーストロングマシン選手のものとなってる様子。
対して長州力選手は新日脱退したので、
今回のアルバムには選手名が書かれてない皮肉っぷりですが、
収録されてるのは両方ともオリジナル音源=平沢進オリジナルなので
いま求めるならこれがマストバイです。
てゆうか、私も欲しい。
新日本プロレスリング40周年記念アルバム~NJPWグレイテストミュージック~
- アーティスト: プロレス
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: CD
佐久間正英プロデュース作品集「SAKUMA DROPS」に
P-MODELのデビュー曲「美術館で会った人だろ」が収録されてますね。
Dreamin'から始まるヒットナンバーオンパレードなDISC 1に対して
東京ワッショイ→美術館→COPYなど多彩なバリエーションが拡がるDISC 2は
佐久間さんの懐の深さを実感できるなあー、としみじみしながら聴きました。
1も2も胸に残る曲ばかりですよね。
LastDaysは音哉さんもキーボードで参加してて、
フォーチュンめがねは噂に聞いてたけど結局見る機会がなかったっけ。
内ジャケのスナップショットがこれまた良い表情をしてるんだ。
大切に聴き継いでいきます。
2014-03-19 02:44
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核P−MODEL・ライブ「パラレル・コザック」雑感 論理と肉体 [四方山話]
核P-MODELの約9年ぶりのライブは、とてもロジカルかつフィジカルに
テクノポップを体現したものでした。
5年前、点呼する惑星インタラの感想で書いた
(http://vistoron.blog.so-net.ne.jp/2009-04-26)
> そもそも核P-MODELも、平沢単独で動くという縛りなどないし、
> 必要に応じては「2人体制の核P-MODEL」が実現する可能性も否定できない。
という一文が図らずも実現し、
ライブメンバーとしてPEVO1号が招聘された今回のライブ、パラレル・コザック。
象徴としてそびえる破壊された培養炉の他には、
マイクスタンドとアルミギターEVO、ギターシンセ周りの制御用と思われるノートPCに
最小限のモニタPAが用意されたぐらいの、シンプルなステージセットでした。
近年のソロライブに欠かせぬ存在のレーザーハープやテスラコイルなどは無し。
初日に二階席からステージ全容を眺めた時は呆気に取られたものです。
そしてステージングは見事なくらいに決め事だらけのパフォーマンスが最大の特徴でした。
ヒラサワとPEVO1号の微動だにせぬ歌唱・演奏シーンから、シンクロ行動するギター演奏。
そもそも立ち振舞からして、普段とは異なる肩幅立ち姿勢。それが二人とも同じようなスタンス。
リハーサルで決め事の打ち合わせをしてるときはさぞや爆笑の連続で、
楽しかったことだろうと裏読みしてしまうほどです。
かつての80年代テクノポップは、現代と比べれば
チープな機材とのセッションの中で課せられた制限を逆手に取って
機械的なシーケンスと肉体的なパフォーマンスを体現したものと聞き及んでおり、
それらは今にも伝わる当時の映像や音盤でそれらを垣間見ることができます。
時は流れて2010年代、機械と音楽の進化により今や枷なく
どのような楽曲スタイルもデスクトップ上のPCで実現できる時代だからこそ、
自ら制限の枠を課して決め事だらけにパフォーマンスを律することにより
80年代ニューウェイブのサンプリングを体現したのかと自問自答してしまいます。
また、決め事だらけで進行するライブゆえに
制限の枠を乱してひとりはっちゃける「毛糸帽の男」のキーボードプレイが
ひときわ目立つものになったという副効用もあったとも睨みます。
そんな小難しい解釈を抜きにして各日のライブ内容は単純にカッコイイものでした。
東京異次弦空洞を除けば約20年ぶりに採用されたマイクスタンドに、
同じくもう十数年は目にしてなかった、ギターを肩から提げ続けたギタリスト平沢。
80年代MIDIギターのリベンジかと思わせるほどに、進化したギターシンセを用いて
シンセサウンド・サンプリングの発音すべてをギターで奏でる演奏シーン。
朽ち果てた培養炉の上にまだ残る扇状のモニュメントの下で、
グラインダーで火花を飛ばすインダストリアルなワンシーン。
客入りの音楽からして明らかに80年代ニューウェイブから切り取った曲ばかりでしたし
追い出しはバチバチソニックの新譜というご愛嬌も。
特にリードギターとサイドギターでのライブアレンジが施されたGipnozaは
正しい意味でのツインギターのアンサンブルが(実質)P-MODELで聞ける日がくるなんて
まさか夢にも思わなかっただけに、これは衝撃的でした。
核P-MODELは平沢進ソロプロジェクトでは決してなく、
必要に応じて柔軟なメンバー構成をまかなえる
P-MODELプロジェクトだと、思いを新たにしたものです。
そのときのメンバー間の関係はフィジカルに数年間行動をともにする運命共同体ではなく
一回限りの招聘のロジカルなユニット的なものであるとも言えるでしょう。
そういう点で時代の変容に合わせた形に進化したP-MODELであると
後年言われるようになる予感も感じます。
太陽系亞種音から暴露されたアシュオン実験のストーリーは
今回のライブにて完結したわけではありませんし
PEVOとのコラボレーションを経て、まだまだ一悶着ありそうです。
核P-MODEL、次は9年も待たずに近い将来にまた見ることができそうな予感がします。
また同時にソロワークでの独自のストーリーも並行して走ってますし
90年代後半のようにソロワークと核P-MODELが隔年でドライブするやもしれません。
そしてタイミングとヒラサワの熱量次第で恒久的なメンバー選定を行う選択肢も
ないことではないことを願いつつ、近年のインタビューでは否定を繰り返し続ける
核が外れたP-MODELも再び見たい!と戯言を残してこの記事を結びます。
テクノポップを体現したものでした。
5年前、点呼する惑星インタラの感想で書いた
(http://vistoron.blog.so-net.ne.jp/2009-04-26)
> そもそも核P-MODELも、平沢単独で動くという縛りなどないし、
> 必要に応じては「2人体制の核P-MODEL」が実現する可能性も否定できない。
という一文が図らずも実現し、
ライブメンバーとしてPEVO1号が招聘された今回のライブ、パラレル・コザック。
象徴としてそびえる破壊された培養炉の他には、
マイクスタンドとアルミギターEVO、ギターシンセ周りの制御用と思われるノートPCに
最小限のモニタPAが用意されたぐらいの、シンプルなステージセットでした。
近年のソロライブに欠かせぬ存在のレーザーハープやテスラコイルなどは無し。
初日に二階席からステージ全容を眺めた時は呆気に取られたものです。
そしてステージングは見事なくらいに決め事だらけのパフォーマンスが最大の特徴でした。
ヒラサワとPEVO1号の微動だにせぬ歌唱・演奏シーンから、シンクロ行動するギター演奏。
そもそも立ち振舞からして、普段とは異なる肩幅立ち姿勢。それが二人とも同じようなスタンス。
リハーサルで決め事の打ち合わせをしてるときはさぞや爆笑の連続で、
楽しかったことだろうと裏読みしてしまうほどです。
かつての80年代テクノポップは、現代と比べれば
チープな機材とのセッションの中で課せられた制限を逆手に取って
機械的なシーケンスと肉体的なパフォーマンスを体現したものと聞き及んでおり、
それらは今にも伝わる当時の映像や音盤でそれらを垣間見ることができます。
時は流れて2010年代、機械と音楽の進化により今や枷なく
どのような楽曲スタイルもデスクトップ上のPCで実現できる時代だからこそ、
自ら制限の枠を課して決め事だらけにパフォーマンスを律することにより
80年代ニューウェイブのサンプリングを体現したのかと自問自答してしまいます。
また、決め事だらけで進行するライブゆえに
制限の枠を乱してひとりはっちゃける「毛糸帽の男」のキーボードプレイが
ひときわ目立つものになったという副効用もあったとも睨みます。
そんな小難しい解釈を抜きにして各日のライブ内容は単純にカッコイイものでした。
東京異次弦空洞を除けば約20年ぶりに採用されたマイクスタンドに、
同じくもう十数年は目にしてなかった、ギターを肩から提げ続けたギタリスト平沢。
80年代MIDIギターのリベンジかと思わせるほどに、進化したギターシンセを用いて
シンセサウンド・サンプリングの発音すべてをギターで奏でる演奏シーン。
朽ち果てた培養炉の上にまだ残る扇状のモニュメントの下で、
グラインダーで火花を飛ばすインダストリアルなワンシーン。
客入りの音楽からして明らかに80年代ニューウェイブから切り取った曲ばかりでしたし
追い出しはバチバチソニックの新譜というご愛嬌も。
特にリードギターとサイドギターでのライブアレンジが施されたGipnozaは
正しい意味でのツインギターのアンサンブルが(実質)P-MODELで聞ける日がくるなんて
まさか夢にも思わなかっただけに、これは衝撃的でした。
核P-MODELは平沢進ソロプロジェクトでは決してなく、
必要に応じて柔軟なメンバー構成をまかなえる
P-MODELプロジェクトだと、思いを新たにしたものです。
そのときのメンバー間の関係はフィジカルに数年間行動をともにする運命共同体ではなく
一回限りの招聘のロジカルなユニット的なものであるとも言えるでしょう。
そういう点で時代の変容に合わせた形に進化したP-MODELであると
後年言われるようになる予感も感じます。
太陽系亞種音から暴露されたアシュオン実験のストーリーは
今回のライブにて完結したわけではありませんし
PEVOとのコラボレーションを経て、まだまだ一悶着ありそうです。
核P-MODEL、次は9年も待たずに近い将来にまた見ることができそうな予感がします。
また同時にソロワークでの独自のストーリーも並行して走ってますし
90年代後半のようにソロワークと核P-MODELが隔年でドライブするやもしれません。
そしてタイミングとヒラサワの熱量次第で恒久的なメンバー選定を行う選択肢も
ないことではないことを願いつつ、近年のインタビューでは否定を繰り返し続ける
核が外れたP-MODELも再び見たい!と戯言を残してこの記事を結びます。
2014-01-19 01:35
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手のひらの上のライブデバイス [四方山話]
平沢進のライブといえば一般的な楽器が登場せず、
代わりに独創的なデバイスが並ぶステージも魅力のひとつだと思います。
チューブラ・ヘルツやグラヴィトンに代表される平沢オリジナルの楽器群や
レーザーハープのように既存のデバイスをハッキングして
己の望むように改造使用したものなど多種ありますが、
中には既存の音楽ツールをライブで使用した例もいくつかあり。
その中でも現在はiphoneアプリへと移植されてるものを紹介します。
Pixound
書籍“来なかった近未来”の「小鳥ちゃんJAZZの巨匠をつつきなさい」で主役として書かれた
AMIGAの変わり種演奏ソフト。
後に「Phonon Grabber」というシステムに組み込まれ、
インタラクティブライブ「LIMBO-54」などで平沢氏が自分の姿をビデオカメラで撮影し、
それをPhonon Grabberに流し込んでリアルタイムで演奏しました。
このPixound、現在ではiPhoneにも移植されています。
使い方は来なかった近未来で書かれているとおりで、
読み込んだ画像をタッチすると各色に割り当てられた音色と音程を発音。
スケールを選択することによりそれなりの音階で演奏することも可能です。
残念ながら小鳥ちゃんは出てきませんが。
プリセットで用意されてる画像だけでなく自分で撮った写真や
カメラロールに保存した画像でも演奏可能なので色々お試しあれ。
DaisyPhone
2006年のインタラクティブライブ「LIVE白虎野」ではJAVA楽器による
インターネットセッションが行われました。
在宅オーディエンスがJAVAソフトで模様を描き、
それをライブ会場のスクリーンに投影して模様を演奏するという、
なかなかスリリングなライブ演奏です。
そのときに使われたJAVA楽器が DaisyPhone。
これも現在はiPhoneに移植されてます。
円環状のシーケンサに一つ一つ音を置いて奏でるというつくりで、
実際にどのように奏でられたのかはLIVE白虎野のDVDをご覧いただくのが一番かと思います。
ちょっと触ってみましたが使いこなせなかったのが正直な感想。
シーケンスパターンをいくつか作って保管して
リアルタイムに取っ替え引っ替えすると演奏っぽくできるのかなあ。
どなたか使いこなしてください。
[2013.12.22 追記]
DaisyPhoneの日本語レビューサイトを発見したのでリンクします。
作ったパターンをネット連動できるんですね! もうちょっと遊ぼうっと。
http://iwire.jp/appch/apps/302707660/Daisyphone/
本当はもうひとつぐらい、マンデルブロ集合図形を描画するアプリを紹介したかったのですが
いくつか試してみたものの、なかなか満足できるものがなかったので断念。
平沢氏いうところの30億回代入ができるほどマンデルブロの森に深く分け入ることは
まだまだ手持ちのエデンのアップルでは難しそうです。
個人的には、iPhoneで手軽に音を出して遊ぶならiKaossilatorが好みです。
時間を忘れて遊んじゃう。
代わりに独創的なデバイスが並ぶステージも魅力のひとつだと思います。
チューブラ・ヘルツやグラヴィトンに代表される平沢オリジナルの楽器群や
レーザーハープのように既存のデバイスをハッキングして
己の望むように改造使用したものなど多種ありますが、
中には既存の音楽ツールをライブで使用した例もいくつかあり。
その中でも現在はiphoneアプリへと移植されてるものを紹介します。
Pixound
書籍“来なかった近未来”の「小鳥ちゃんJAZZの巨匠をつつきなさい」で主役として書かれた
AMIGAの変わり種演奏ソフト。
後に「Phonon Grabber」というシステムに組み込まれ、
インタラクティブライブ「LIMBO-54」などで平沢氏が自分の姿をビデオカメラで撮影し、
それをPhonon Grabberに流し込んでリアルタイムで演奏しました。
このPixound、現在ではiPhoneにも移植されています。
使い方は来なかった近未来で書かれているとおりで、
読み込んだ画像をタッチすると各色に割り当てられた音色と音程を発音。
スケールを選択することによりそれなりの音階で演奏することも可能です。
残念ながら小鳥ちゃんは出てきませんが。
プリセットで用意されてる画像だけでなく自分で撮った写真や
カメラロールに保存した画像でも演奏可能なので色々お試しあれ。
DaisyPhone
2006年のインタラクティブライブ「LIVE白虎野」ではJAVA楽器による
インターネットセッションが行われました。
在宅オーディエンスがJAVAソフトで模様を描き、
それをライブ会場のスクリーンに投影して模様を演奏するという、
なかなかスリリングなライブ演奏です。
そのときに使われたJAVA楽器が DaisyPhone。
これも現在はiPhoneに移植されてます。
円環状のシーケンサに一つ一つ音を置いて奏でるというつくりで、
実際にどのように奏でられたのかはLIVE白虎野のDVDをご覧いただくのが一番かと思います。
ちょっと触ってみましたが使いこなせなかったのが正直な感想。
シーケンスパターンをいくつか作って保管して
リアルタイムに取っ替え引っ替えすると演奏っぽくできるのかなあ。
どなたか使いこなしてください。
[2013.12.22 追記]
DaisyPhoneの日本語レビューサイトを発見したのでリンクします。
作ったパターンをネット連動できるんですね! もうちょっと遊ぼうっと。
http://iwire.jp/appch/apps/302707660/Daisyphone/
本当はもうひとつぐらい、マンデルブロ集合図形を描画するアプリを紹介したかったのですが
いくつか試してみたものの、なかなか満足できるものがなかったので断念。
平沢氏いうところの30億回代入ができるほどマンデルブロの森に深く分け入ることは
まだまだ手持ちのエデンのアップルでは難しそうです。
個人的には、iPhoneで手軽に音を出して遊ぶならiKaossilatorが好みです。
時間を忘れて遊んじゃう。
2013-12-22 01:07
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KRAFTWERK [3-D CONCERT] 18th MAY SAT. NAMBA HATCH [四方山話]
クラフトワークを心から愛する我々は幸せである ~巻上公一(A TRIBUTE OF KRAFTWERKより)
KRAFTWERK大阪なんばHatch公演に行きました。
私が彼らのコンサートを見るのはこれが二度目、
アルバム「TOUR DE FRANCE」発売記念ワールドツアーの名古屋公演以来です。
その時のワールドツアーの様子は公式ライブDVD・CD「Minimum-Maximum」
としてリリースされてますが、その後も彼らは精力的な活動を繰り広げていました。
2009年、初期メガヒット作「Autobahn」以後の
8枚のアルバムにデジタルリマスタリングを施して再発売、
同時にBOXセット「THE CATALOGUE(DER KATALOG)」を発表。
※その当時のショップメカノ中野泰博店長インタビュー記事
http://musicshelf.jp/?html=series_d04/index&mode=static
時期を前後して、ステージ映像が3Dバージョンへと仕様を改められて、
観客は専用メガネをかけて映像と音楽、パフォーマンスを楽しむ
「3-D CONCERT」に変貌を遂げたのです。
2012年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)のアトリウムで
カタログBOX収録のアルバムを8日間連続で
年代別に披露するライブパフォーマンスを展開。
その後、今年に入ってドイツ・デュッセルドルフの
ノルトライン・ヴェストファーレン美術館や
イギリス・ロンドンの近現代美術館テート・モダンにて
同様のパッケージコンサートツアーを敢行しました。
その間、2012年には脱原発イベント「NO NUKES 2012」参加で来日し
Radioactivityに日本語歌詞を乗せた新バージョンを演奏して話題となりましたが
このときは通常映像ライブ。そして今回、遂に3-D CONCERTが日本上陸しました。
一連の流れから美術館での開催が習わしと思ってたんですけど
(私は金沢21世紀美術館を想像してました)
フタを開けてみれば赤坂ブリッツとなんばハッチという、
まさかの完全なるスタンディングライブ仕様。
そして赤坂ブリッツにて8日間公演の実施が決定。飛ぶように売れるチケット。
開催日が近づくに連れて、高まる期待と盛り上がるTwitter。
知人やフォロアー達も1日2日の参加は当たり前で、半分出席がデフォルトのような、
全日程通いつめてこそマニアという風潮を感じるような、まるで高度な情報戦です。
どう考えてもそんなチケット代や旅費を捻出するのは、私には不可能。
アルバム再現8日間公演は一日でも参加すると後を引くから、
早々に大阪公演単独に狙いを定め、プロモーターであるUDOからチケット入手。
東京公演期間中に飛び交う感想情報を収集しながら枕を涙で濡らしつつ、
カタログ収録アルバムを連日、復習がてら聞き返して、
大阪公演日が訪れるのを指折り数えて過ごす日々。
そしていよいよ5月18日が訪れました。
幸運にも最前列かぶりつきが容易に狙えるチケットを入手しましたが、懸念が一つ。
ステージと映像が融合するタイプのライブは、スクリーン全体が一目で見渡せる中央後方が
比較的理想のポジションだと、いくつかの同様ライブを経験して感じた印象です。
特に今回は3Dメガネを使用したライブ。
前方で角度がついた場所で見ると3D映像のピントがうまく合わないかもしれない。
理想のパッケージを楽しむか、それともライブの興奮を味わうか、悩みどころです。
結局、現場の衝動に任せて最前列上手側を陣取りましたが、これが大正解。
一曲目のTHE ROBOTSで客席に向けて動き出し、
まるでこの手で触れられそうなロボットを目にした瞬間に、
3-D CONCERTを初めてリアルに体感しました。
そうか。こういうことか。
このネット社会、過去のステージ写真や映像が各所に上がってて既に目にしてましたが
右目用と左目用に偏光表示した映像をスクリーンに映した本物が、
あんなにくっきりと3D映像を結び出すなんて。
やや斜め方向からステージを見上げても、遜色なく飛び出してきます。
それでいて生のステージも邪魔にならないクリアな視界。
すげえ!
映像素材も3D用に新規に作られたものが目白押し。
それでいて過去のPVや作品コンセプトを残しつつ、
これまでのイメージを壊すことのない3D映像を実現。
2004年来日と同様、極限までにシンプルに仕上げられたステージ機材にも
七色に輝くLED照明が施されて(それらもシンプルに洗練されて)3D映像に華を添える。
これらに加えて、数年前までは音盤のデジタルリマスタリングもしてたんでしょ?
こんな職人技の作業をしてたら、新作は望めないわ…。
脱帽です。
今回のステージを生で見た方は、その記憶が薄れる前に
「Minimum-Maximum」のDVDを見なおしてください。
アルバム「TOUR DE FRANCE」以後、
彼らが何を目標に活動してたのかがひと目で分かります。
それと同時にこの3-D CONCERTの公式DVDのリリースは無いとも確信しました。
こんなの、3Dテレビが当たり前になるまで、完全な形でパッケージできないよ。
うわ、もったいない。
MoMA以降、アルバム再現8日間公演を全世界でツアーしてたのは
いずれ発売されるDVDのための素材作りだと、ずっと思ってたんですが、
まるっきり逆だったんですね。
パッケージでリリースできないから自ら世界を回って披露してたのか。
21世紀の紙芝居屋さんだ。
それぞれの年代を再現する東京公演とは違い、大阪はベスト選曲。
前評判が高いSPACELABやVITAMIN、COMPUTER LOVEが聞けたのは嬉しかった。
過去にMTVでライブ披露したAERODYNAMIKもまさか今日やるとは思わなかった。
大阪では初っ端のTHE ROBOTSから「We Are The ROBOTS!」と合唱が飛び出し、
興奮した観客も割れんばかりの拍手と大歓声、ヒートアップのノリノリ。
それを受けてか、ステージのパフォーマンスも
クールな仕草の中に好反応を見せていて
異形のコール&レスポンスが成り立ってました。
MUSIQUE NON STOPで一人ずつソロパーフォマンスを見せたあとに自動演奏に切り替え
別れの挨拶をして退場していき、最後にラルフが胸に手を当てて敬礼。
暗転したまま鳴り止まぬ拍手が続き、再びメンバー登場でさらなる大歓声。
ラルフは腕時計を指さして「寝る時間だよ」と言いたげなおやすみポーズで
茶目っ気を見せたあと、アンコールまで残してあった
取っておきのナンバーDENTAKUをいよいよ演奏。
聞いたことのないような会場全体の大合唱の中で演奏されて至福の絶頂。
そして数あるバージョンを織り込んだPLANET OF VISIONS(EXPO2000)の演奏で
大阪公演は全演目終了しました。
最後にメンバー全員が柔和な表情をみせながら上手側に整列して、深々と二度お辞儀。
それこそリアルに触れられる距離でのシーンに魂が抜かれる想いでした。
いいものを見た!KRAFTWERKは決して古典伝統芸能ではなくて今なお進化を続けてる!
また見たい!こんなにまた見たいと思ったライブはそうはない!
こんなパフォーマンスを見せたあと、彼らは何を具現化しようとするんだろう。
すごく興味があるし、そしてそれを目にしたい。
今回のライブを目の当たりにできたことに感謝して
ぜひ次回のライブがあることを心待ちに期待しつつ
KRAFTWERKのすべてに最敬礼します。
UDO公式サイトより転載
---------
2013年5月18日(土) なんばHatch
THE ROBOTS
METROPOLIS
NUMBERS
COMPUTER WORLD
HOME COMPUTER
COMPUTER LOVE
THE MAN MACHINE
SPACELAB
THE MODEL
NEON LIGHTS
AUTOBAHN
TOUR DE FRANCE 1983 + INTRO
TOUR DE FRANCE 2003
VITAMIN
RADIOACTIVITY
TRANS-EUROPE EXPRESS
AERODYNAMIK / TITANIUM
BOING BOOM TSCHAK
MUSIQUE NON STOP
- encore -
POCKET CALCULATOR
DENTAKU
PLANET OF VISIONS
---------
追記:
今回の物販で念願のKRAFTWERK 3-D BOOKを購入しました。
http://www.amazon.de/dp/3000357963/
数年前に発売されたと知って以来、何度か個人輸入を試みたものの
うまくいかずに円高も終わり入手できなかった公式書籍です。
さっそく開封し、3Dメガネをかけて眺めたら驚きました。
昔からよくある赤青メガネなのに、
ステージで見た3D映像と同様のクオリティで飛び出して見えるのです。
もちろん、赤青メガネなので色合いはとっ散らかり気味ですが
それでも4色カラーは綺麗に見えて立体感はゴージャス。
恐らく、3-D CONCERTの手法を試行錯誤してるさなかに生み出された書籍でもあるし
同時に現状では映像パッケージの難しいパフォーマンスを
記録に残すための資料としての役割も果たしてると感じます。
同時に販売されていたロボット本も
1990年代以後に製造された過去のロボット達のアーカイブとなっていて
デジタルリマスタリング・BOXセット・各種書籍・3-D CONCERTの一連によって
過去のアーカイブは一区切りがついた印象を受けます。
さあ、この次はどんな魔術を見せてくれるか。
KRAFTWERK大阪なんばHatch公演に行きました。
私が彼らのコンサートを見るのはこれが二度目、
アルバム「TOUR DE FRANCE」発売記念ワールドツアーの名古屋公演以来です。
その時のワールドツアーの様子は公式ライブDVD・CD「Minimum-Maximum」
としてリリースされてますが、その後も彼らは精力的な活動を繰り広げていました。
2009年、初期メガヒット作「Autobahn」以後の
8枚のアルバムにデジタルリマスタリングを施して再発売、
同時にBOXセット「THE CATALOGUE(DER KATALOG)」を発表。
※その当時のショップメカノ中野泰博店長インタビュー記事
http://musicshelf.jp/?html=series_d04/index&mode=static
Catalogue (2009 Digital Remaster)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: EMI Import
- 発売日: 2012/04/17
- メディア: CD
時期を前後して、ステージ映像が3Dバージョンへと仕様を改められて、
観客は専用メガネをかけて映像と音楽、パフォーマンスを楽しむ
「3-D CONCERT」に変貌を遂げたのです。
2012年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)のアトリウムで
カタログBOX収録のアルバムを8日間連続で
年代別に披露するライブパフォーマンスを展開。
その後、今年に入ってドイツ・デュッセルドルフの
ノルトライン・ヴェストファーレン美術館や
イギリス・ロンドンの近現代美術館テート・モダンにて
同様のパッケージコンサートツアーを敢行しました。
その間、2012年には脱原発イベント「NO NUKES 2012」参加で来日し
Radioactivityに日本語歌詞を乗せた新バージョンを演奏して話題となりましたが
このときは通常映像ライブ。そして今回、遂に3-D CONCERTが日本上陸しました。
一連の流れから美術館での開催が習わしと思ってたんですけど
(私は金沢21世紀美術館を想像してました)
フタを開けてみれば赤坂ブリッツとなんばハッチという、
まさかの完全なるスタンディングライブ仕様。
そして赤坂ブリッツにて8日間公演の実施が決定。飛ぶように売れるチケット。
開催日が近づくに連れて、高まる期待と盛り上がるTwitter。
知人やフォロアー達も1日2日の参加は当たり前で、半分出席がデフォルトのような、
全日程通いつめてこそマニアという風潮を感じるような、まるで高度な情報戦です。
どう考えてもそんなチケット代や旅費を捻出するのは、私には不可能。
アルバム再現8日間公演は一日でも参加すると後を引くから、
早々に大阪公演単独に狙いを定め、プロモーターであるUDOからチケット入手。
東京公演期間中に飛び交う感想情報を収集しながら枕を涙で濡らしつつ、
カタログ収録アルバムを連日、復習がてら聞き返して、
大阪公演日が訪れるのを指折り数えて過ごす日々。
そしていよいよ5月18日が訪れました。
幸運にも最前列かぶりつきが容易に狙えるチケットを入手しましたが、懸念が一つ。
ステージと映像が融合するタイプのライブは、スクリーン全体が一目で見渡せる中央後方が
比較的理想のポジションだと、いくつかの同様ライブを経験して感じた印象です。
特に今回は3Dメガネを使用したライブ。
前方で角度がついた場所で見ると3D映像のピントがうまく合わないかもしれない。
理想のパッケージを楽しむか、それともライブの興奮を味わうか、悩みどころです。
結局、現場の衝動に任せて最前列上手側を陣取りましたが、これが大正解。
一曲目のTHE ROBOTSで客席に向けて動き出し、
まるでこの手で触れられそうなロボットを目にした瞬間に、
3-D CONCERTを初めてリアルに体感しました。
そうか。こういうことか。
このネット社会、過去のステージ写真や映像が各所に上がってて既に目にしてましたが
右目用と左目用に偏光表示した映像をスクリーンに映した本物が、
あんなにくっきりと3D映像を結び出すなんて。
やや斜め方向からステージを見上げても、遜色なく飛び出してきます。
それでいて生のステージも邪魔にならないクリアな視界。
すげえ!
映像素材も3D用に新規に作られたものが目白押し。
それでいて過去のPVや作品コンセプトを残しつつ、
これまでのイメージを壊すことのない3D映像を実現。
2004年来日と同様、極限までにシンプルに仕上げられたステージ機材にも
七色に輝くLED照明が施されて(それらもシンプルに洗練されて)3D映像に華を添える。
これらに加えて、数年前までは音盤のデジタルリマスタリングもしてたんでしょ?
こんな職人技の作業をしてたら、新作は望めないわ…。
脱帽です。
今回のステージを生で見た方は、その記憶が薄れる前に
「Minimum-Maximum」のDVDを見なおしてください。
Minimum Maximum [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: 東芝EMI株式会社
- メディア: DVD
アルバム「TOUR DE FRANCE」以後、
彼らが何を目標に活動してたのかがひと目で分かります。
それと同時にこの3-D CONCERTの公式DVDのリリースは無いとも確信しました。
こんなの、3Dテレビが当たり前になるまで、完全な形でパッケージできないよ。
うわ、もったいない。
MoMA以降、アルバム再現8日間公演を全世界でツアーしてたのは
いずれ発売されるDVDのための素材作りだと、ずっと思ってたんですが、
まるっきり逆だったんですね。
パッケージでリリースできないから自ら世界を回って披露してたのか。
21世紀の紙芝居屋さんだ。
それぞれの年代を再現する東京公演とは違い、大阪はベスト選曲。
前評判が高いSPACELABやVITAMIN、COMPUTER LOVEが聞けたのは嬉しかった。
過去にMTVでライブ披露したAERODYNAMIKもまさか今日やるとは思わなかった。
大阪では初っ端のTHE ROBOTSから「We Are The ROBOTS!」と合唱が飛び出し、
興奮した観客も割れんばかりの拍手と大歓声、ヒートアップのノリノリ。
それを受けてか、ステージのパフォーマンスも
クールな仕草の中に好反応を見せていて
異形のコール&レスポンスが成り立ってました。
MUSIQUE NON STOPで一人ずつソロパーフォマンスを見せたあとに自動演奏に切り替え
別れの挨拶をして退場していき、最後にラルフが胸に手を当てて敬礼。
暗転したまま鳴り止まぬ拍手が続き、再びメンバー登場でさらなる大歓声。
ラルフは腕時計を指さして「寝る時間だよ」と言いたげなおやすみポーズで
茶目っ気を見せたあと、アンコールまで残してあった
取っておきのナンバーDENTAKUをいよいよ演奏。
聞いたことのないような会場全体の大合唱の中で演奏されて至福の絶頂。
そして数あるバージョンを織り込んだPLANET OF VISIONS(EXPO2000)の演奏で
大阪公演は全演目終了しました。
最後にメンバー全員が柔和な表情をみせながら上手側に整列して、深々と二度お辞儀。
それこそリアルに触れられる距離でのシーンに魂が抜かれる想いでした。
いいものを見た!KRAFTWERKは決して古典伝統芸能ではなくて今なお進化を続けてる!
また見たい!こんなにまた見たいと思ったライブはそうはない!
こんなパフォーマンスを見せたあと、彼らは何を具現化しようとするんだろう。
すごく興味があるし、そしてそれを目にしたい。
今回のライブを目の当たりにできたことに感謝して
ぜひ次回のライブがあることを心待ちに期待しつつ
KRAFTWERKのすべてに最敬礼します。
UDO公式サイトより転載
---------
2013年5月18日(土) なんばHatch
THE ROBOTS
METROPOLIS
NUMBERS
COMPUTER WORLD
HOME COMPUTER
COMPUTER LOVE
THE MAN MACHINE
SPACELAB
THE MODEL
NEON LIGHTS
AUTOBAHN
TOUR DE FRANCE 1983 + INTRO
TOUR DE FRANCE 2003
VITAMIN
RADIOACTIVITY
TRANS-EUROPE EXPRESS
AERODYNAMIK / TITANIUM
BOING BOOM TSCHAK
MUSIQUE NON STOP
- encore -
POCKET CALCULATOR
DENTAKU
PLANET OF VISIONS
---------
追記:
今回の物販で念願のKRAFTWERK 3-D BOOKを購入しました。
http://www.amazon.de/dp/3000357963/
数年前に発売されたと知って以来、何度か個人輸入を試みたものの
うまくいかずに円高も終わり入手できなかった公式書籍です。
さっそく開封し、3Dメガネをかけて眺めたら驚きました。
昔からよくある赤青メガネなのに、
ステージで見た3D映像と同様のクオリティで飛び出して見えるのです。
もちろん、赤青メガネなので色合いはとっ散らかり気味ですが
それでも4色カラーは綺麗に見えて立体感はゴージャス。
恐らく、3-D CONCERTの手法を試行錯誤してるさなかに生み出された書籍でもあるし
同時に現状では映像パッケージの難しいパフォーマンスを
記録に残すための資料としての役割も果たしてると感じます。
同時に販売されていたロボット本も
1990年代以後に製造された過去のロボット達のアーカイブとなっていて
デジタルリマスタリング・BOXセット・各種書籍・3-D CONCERTの一連によって
過去のアーカイブは一区切りがついた印象を受けます。
さあ、この次はどんな魔術を見せてくれるか。
2013-05-19 13:03
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Gazioオープン記念:東京駅~つくばGazioサイクリングルート(試案) [四方山話]
自転車に乗ると気持ちの良い季節がやってきましたね!
私の家の近くでも、週末になるとローディーの皆さんが
楽しそうにサイクリングしてるのを見かけるようになりました。
というわけで、つくばGazioの本格オープンが間近の今日この頃なので、
東京駅からGazioまでのサイクリングルートの試案を作ってみました。
それではさっそくご覧ください。
東京駅~つくばGazio サイクリングルート試案
より大きな地図で 東京駅~つくばGazio サイクリングルート試案 を表示
最初にお断り。
私は関東在住民ではありません。
ネット上で参考になりそうな東京~つくば自走記録を元に
Googleマップに落とし込んだものなので
走行に適したルートかはどうか実際に試してないのが難点。
今までのサイクリング経験と地図を突き合わせて見ると
なかなか良さそうなルートなんですが…。
なお、こちらのブログ記事を参考にしました。
[ペンギンライダーの自転車日記 2012/3/30・東京→つくば]
http://drchanges.blog77.fc2.com/blog-entry-815.html
コース選定のポイント:気持よく走れて補給もできそうなルート
1:交通量の少なそうな道を中心に
主要幹線道路となる国道はトラックや車の往来が激しいので出来るだけ避ける
2:分かりやすいコース取り
曲折を減らしてなるべく目印のある交差点で曲がる
3:高低差の少なそうなルート
自転車に乗っててきついのは上り坂ゆえになるべく避ける
以上の点を押さえると、やはりサイクリングの王道である
川沿いのサイクリングルートを繋ぐのが定石となりそうです。
その結果、東京~つくばの主要幹線である国道6号を走るコースよりも
およそ15kmほど長い、約80kmのルートとなりました。
文字で書き起こすとこんな感じ。
東京駅~新大橋通り~荒川サイクリングロード~蔵前橋通り~江戸川サイクリングロード~
利根運河サイクリングロード~新利根大橋~茨城県道328号~
茨城県道19号取手つくば線(併設迂回路)~国道354号・国道408号(併設迂回路)
80kmあるからスポーツサイクルだとおよそ3~4時間。ママチャリだと6時間ってところでしょうか。
関東平野ですし、つくば駅の標高が約23mなので、そんなに高低差はないと思われますが
走り慣れてないとスパルタンな道のりです。
午前中に出発して途中で休憩も充分摂って、午後過ぎについてGazioでお茶して
TXで輪行して帰るぐらいが気持ちいいルートかもしれませんね。
日帰り往復だと朝出て昼Gazioにタッチして夜帰宅の強行軍。
地図のアイコンに曲折の目印・注意点や補給ポイントなど各種情報を埋め込んでますので
興味のある方は地図下のリンクをクリックして拡大し、色々とご覧ください。
なお、最初に書いた通り、このルートは他地方民が想像で作ったものです。
「ここはこうした方がいい」「そもそも間違ってる」「近くに美味しい名物あるよ」
「ついでだからここも観光するといいんじゃね」…などのご意見がありましたら
どしどしお寄せください。実走に基づく情報、特に歓迎します。
この記事のコメント欄でお寄せいただければ幸いです。
このルートを作ってる時に、同様のルートを勘案していた
T.Aotaさん(@to_aota)やtashさん(@tashF75)と色々意見交換させていただきました。
お礼を兼ねてお二方のご考案されたルートをご紹介いたします。
T.Aotaさん考案ルート(東京~筑波)
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=735c9535c33c32baf7600ae9f52573f3
tashさん考案ルート(中野~Gazio・取手~Gazio)
http://goo.gl/maps/t4hxq
----------
5月4日追記:
私の試案ルートをルートラボにトレースしてみました。
こちらだと走行距離や高低差が分かりやすいです。
http://yahoo.jp/m_YQ64
----------
しかしですね。こういうルートを考えてると、一度試しに走ってみたくなります。
どなたか一緒に東京つくば自走Gazioオフをやりませんか?w
BGM:ペダルを踏んで(せひうすP【ex航空電子】)
私の家の近くでも、週末になるとローディーの皆さんが
楽しそうにサイクリングしてるのを見かけるようになりました。
というわけで、つくばGazioの本格オープンが間近の今日この頃なので、
東京駅からGazioまでのサイクリングルートの試案を作ってみました。
それではさっそくご覧ください。
東京駅~つくばGazio サイクリングルート試案
より大きな地図で 東京駅~つくばGazio サイクリングルート試案 を表示
最初にお断り。
私は関東在住民ではありません。
ネット上で参考になりそうな東京~つくば自走記録を元に
Googleマップに落とし込んだものなので
走行に適したルートかはどうか実際に試してないのが難点。
今までのサイクリング経験と地図を突き合わせて見ると
なかなか良さそうなルートなんですが…。
なお、こちらのブログ記事を参考にしました。
[ペンギンライダーの自転車日記 2012/3/30・東京→つくば]
http://drchanges.blog77.fc2.com/blog-entry-815.html
コース選定のポイント:気持よく走れて補給もできそうなルート
1:交通量の少なそうな道を中心に
主要幹線道路となる国道はトラックや車の往来が激しいので出来るだけ避ける
2:分かりやすいコース取り
曲折を減らしてなるべく目印のある交差点で曲がる
3:高低差の少なそうなルート
自転車に乗っててきついのは上り坂ゆえになるべく避ける
以上の点を押さえると、やはりサイクリングの王道である
川沿いのサイクリングルートを繋ぐのが定石となりそうです。
その結果、東京~つくばの主要幹線である国道6号を走るコースよりも
およそ15kmほど長い、約80kmのルートとなりました。
文字で書き起こすとこんな感じ。
東京駅~新大橋通り~荒川サイクリングロード~蔵前橋通り~江戸川サイクリングロード~
利根運河サイクリングロード~新利根大橋~茨城県道328号~
茨城県道19号取手つくば線(併設迂回路)~国道354号・国道408号(併設迂回路)
80kmあるからスポーツサイクルだとおよそ3~4時間。ママチャリだと6時間ってところでしょうか。
関東平野ですし、つくば駅の標高が約23mなので、そんなに高低差はないと思われますが
走り慣れてないとスパルタンな道のりです。
午前中に出発して途中で休憩も充分摂って、午後過ぎについてGazioでお茶して
TXで輪行して帰るぐらいが気持ちいいルートかもしれませんね。
日帰り往復だと朝出て昼Gazioにタッチして夜帰宅の強行軍。
地図のアイコンに曲折の目印・注意点や補給ポイントなど各種情報を埋め込んでますので
興味のある方は地図下のリンクをクリックして拡大し、色々とご覧ください。
なお、最初に書いた通り、このルートは他地方民が想像で作ったものです。
「ここはこうした方がいい」「そもそも間違ってる」「近くに美味しい名物あるよ」
「ついでだからここも観光するといいんじゃね」…などのご意見がありましたら
どしどしお寄せください。実走に基づく情報、特に歓迎します。
この記事のコメント欄でお寄せいただければ幸いです。
このルートを作ってる時に、同様のルートを勘案していた
T.Aotaさん(@to_aota)やtashさん(@tashF75)と色々意見交換させていただきました。
お礼を兼ねてお二方のご考案されたルートをご紹介いたします。
T.Aotaさん考案ルート(東京~筑波)
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=735c9535c33c32baf7600ae9f52573f3
tashさん考案ルート(中野~Gazio・取手~Gazio)
http://goo.gl/maps/t4hxq
----------
5月4日追記:
私の試案ルートをルートラボにトレースしてみました。
こちらだと走行距離や高低差が分かりやすいです。
http://yahoo.jp/m_YQ64
----------
しかしですね。こういうルートを考えてると、一度試しに走ってみたくなります。
どなたか一緒に東京つくば自走Gazioオフをやりませんか?w
BGM:ペダルを踏んで(せひうすP【ex航空電子】)
関東周辺日帰り自転車旅ガイド サイクリングコース詳細ガイド・厳選45コース (自転車生活How to books 07)
- 作者:
- 出版社/メーカー: ロコモーションパブリッシング
- 発売日: 2009/07/08
- メディア: 単行本
2013-05-02 05:27
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手風琴の歌姫 [四方山話]
4月14日 名古屋市若宮八幡社会館
「祝・立川こしら 三遊亭萬橘 真打昇進記念落語会」。
立川流と圓楽党の新真打の昇進をお祝いする趣旨で、
ゲストとして「唄うアコーディオン弾き」の遠峰あこさんも来場され
唄って演奏して彩りを添える、とても華やかな落語会でした。
遠峰あこさんは横浜を中心に活動するアコーディオン歌手。
古今東西日本古来の民謡の現代風アレンジや自作の民謡を得意とし、
各地のイベントやお祭り、ライブハウスに唄会、
特に落語会の色物などでは引っ張りダコの人気者。
先日はBS11の報道番組で密着取材を受けてました。
私もいつかどこかの落語会などで拝見する機会はないかなーと
名古屋近辺での来演スケジュールをチェックしてましたのに。
実は過去に何度もお会いしてたことが判明。
しかもそれは落語会・民謡・大衆演芸などの場ではなく
電子音が鳴り響くライブハウス。
さらにその事実を、他ならぬあこさん御本人から教えていただくという…。
今日はそんなお話をします。
-------------
平沢進が1990年代当時に在籍した事務所が主催した
P-MODELコピーバンド大会「Errors of P-MANIA」で、
確かな演奏とコアなP-MANIAネタを詰め込み
人気をかっさらったパラモデルとリーダーの山田カズミ(カズウ)。
そのカズウが90年代後半に結成したユニットが「メテオール」です。
前身バンドであるパラペッツ~カズウソロから引き継いだ
独自の世界観を持つ、どこかアングラ演劇的でダークなテクノポップと、
CGアニメーションを駆使したライブステージは
Errors of P-MANIAでカズウを知ったP-MODELファンからも支持されて、
私も地元のインディーズに強いレコード店や
上京した時にディスクユニオン渋谷店で
カズウやパラペッツ、メテオールの音源を買い求めたものでした。
ライブ活動も精力的だったメテオール。
私の地元の名古屋にも定期的に遠征していることを知り、
車道のライブハウスへと何度か足を運びました。
いやはや凄かった。
半地下で天井が低く狭いステージの上で
長身のカズウが天井を鷲掴みにしたまま低声で朗々と歌い上げ、
「ロボット博士のアルジブラ」という曲では
アルジブラ体操なるものをメンバーと観客が踊り狂う。
ステージには幾つもの小型モニタを持ち込んで
演奏と同期したムービーを上映されて
怪しくも儚げなメテオールの世界観をビジュアル的に膨らませる。
時折振りかざされるマスコットメンバーのみつこ。
終演後の物販ではメンバーに色々と可愛がっていただいて。
そんな20世紀の終わりの出来事。
メテオールは今もカズウを中心としたギター民謡ユニットとして活動してますが、
私がライブに通ってた当時は先ほどの説明のような打ち込み全盛アングラテクノユニットで
その頃のメンバーにCG作家のトオコさんが在籍してました。
コーラスやキーボード、曲によってはボーカルも取り、
メテオールの変名アコースティックユニット「星の砂時計」ではメインボーカルも担当。
そんなトオコボーカルの代表曲は「赤い自転車」かなぁ、やっぱり。
映像監督もトオコさんという可愛い曲です。
その後、プライベートが色々忙しくなってライブハウスに行く機会も減り、
メテオールも地方ライブが少なくなり、
しばらくして風のうわさでメテオールも
大幅にメンバーチェンジしたと聞きました。
時は流れて、数年前から何の気なしに聞き始めてハマった落語通い。
演目報告や拙い感想をTwitterやらで書いてたそんなある日のこと、
メールボックスに遠峰あこさんからメッセージが届きました。
落語はいつも普通の客として見て笑ってすぐ帰るだけなので、
各所にある落語関係のブログで、当代売れっ子落語家さんたちと一緒に
お名前を拝見する方から直接メールをいただくなんてまったく予想しない出来事で、
一体ぜんたいなんだろうと恐る恐る開いてみると、
「10年くらい前までメテオールというバンドでトオコという名前で
唄ったり絵を描いたりしていました。」
ええええええええええええええええええええええええ!!!!???
-------------
先の「立川こしら・三遊亭萬橘真打昇進記念落語会」の終演後、
あこさん(どうしてもトオコさんとお呼びしたくなる)にご挨拶。
あこさんから開口一番「あ、大人になってる」と仰られて、
一気に二十歳そこそこの若造に戻った気分でした。
まさか私のことを覚えていただいてるとは夢にも思わずに
恐縮することしきりでしたが、ほんとに人生って何があるか分かんないですね…。
また是非、会場全体が朗らかになるステージを拝見させてください。
あこさんのご活躍を今後とも楽しみにしてます。
メテオールのCDにサインを頂戴しました。
ボクかっぱ巻き/遠峰あこ
横濱ほーらい節/遠峰あこ
遠峰あこオフィシャルホームページ
http://www.tominegumi.com/
「祝・立川こしら 三遊亭萬橘 真打昇進記念落語会」。
立川流と圓楽党の新真打の昇進をお祝いする趣旨で、
ゲストとして「唄うアコーディオン弾き」の遠峰あこさんも来場され
唄って演奏して彩りを添える、とても華やかな落語会でした。
遠峰あこさんは横浜を中心に活動するアコーディオン歌手。
古今東西日本古来の民謡の現代風アレンジや自作の民謡を得意とし、
各地のイベントやお祭り、ライブハウスに唄会、
特に落語会の色物などでは引っ張りダコの人気者。
先日はBS11の報道番組で密着取材を受けてました。
私もいつかどこかの落語会などで拝見する機会はないかなーと
名古屋近辺での来演スケジュールをチェックしてましたのに。
実は過去に何度もお会いしてたことが判明。
しかもそれは落語会・民謡・大衆演芸などの場ではなく
電子音が鳴り響くライブハウス。
さらにその事実を、他ならぬあこさん御本人から教えていただくという…。
今日はそんなお話をします。
-------------
平沢進が1990年代当時に在籍した事務所が主催した
P-MODELコピーバンド大会「Errors of P-MANIA」で、
確かな演奏とコアなP-MANIAネタを詰め込み
人気をかっさらったパラモデルとリーダーの山田カズミ(カズウ)。
そのカズウが90年代後半に結成したユニットが「メテオール」です。
前身バンドであるパラペッツ~カズウソロから引き継いだ
独自の世界観を持つ、どこかアングラ演劇的でダークなテクノポップと、
CGアニメーションを駆使したライブステージは
Errors of P-MANIAでカズウを知ったP-MODELファンからも支持されて、
私も地元のインディーズに強いレコード店や
上京した時にディスクユニオン渋谷店で
カズウやパラペッツ、メテオールの音源を買い求めたものでした。
ライブ活動も精力的だったメテオール。
私の地元の名古屋にも定期的に遠征していることを知り、
車道のライブハウスへと何度か足を運びました。
いやはや凄かった。
半地下で天井が低く狭いステージの上で
長身のカズウが天井を鷲掴みにしたまま低声で朗々と歌い上げ、
「ロボット博士のアルジブラ」という曲では
アルジブラ体操なるものをメンバーと観客が踊り狂う。
ステージには幾つもの小型モニタを持ち込んで
演奏と同期したムービーを上映されて
怪しくも儚げなメテオールの世界観をビジュアル的に膨らませる。
時折振りかざされるマスコットメンバーのみつこ。
終演後の物販ではメンバーに色々と可愛がっていただいて。
そんな20世紀の終わりの出来事。
メテオールは今もカズウを中心としたギター民謡ユニットとして活動してますが、
私がライブに通ってた当時は先ほどの説明のような打ち込み全盛アングラテクノユニットで
その頃のメンバーにCG作家のトオコさんが在籍してました。
コーラスやキーボード、曲によってはボーカルも取り、
メテオールの変名アコースティックユニット「星の砂時計」ではメインボーカルも担当。
そんなトオコボーカルの代表曲は「赤い自転車」かなぁ、やっぱり。
映像監督もトオコさんという可愛い曲です。
その後、プライベートが色々忙しくなってライブハウスに行く機会も減り、
メテオールも地方ライブが少なくなり、
しばらくして風のうわさでメテオールも
大幅にメンバーチェンジしたと聞きました。
時は流れて、数年前から何の気なしに聞き始めてハマった落語通い。
演目報告や拙い感想をTwitterやらで書いてたそんなある日のこと、
メールボックスに遠峰あこさんからメッセージが届きました。
落語はいつも普通の客として見て笑ってすぐ帰るだけなので、
各所にある落語関係のブログで、当代売れっ子落語家さんたちと一緒に
お名前を拝見する方から直接メールをいただくなんてまったく予想しない出来事で、
一体ぜんたいなんだろうと恐る恐る開いてみると、
「10年くらい前までメテオールというバンドでトオコという名前で
唄ったり絵を描いたりしていました。」
ええええええええええええええええええええええええ!!!!???
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先の「立川こしら・三遊亭萬橘真打昇進記念落語会」の終演後、
あこさん(どうしてもトオコさんとお呼びしたくなる)にご挨拶。
あこさんから開口一番「あ、大人になってる」と仰られて、
一気に二十歳そこそこの若造に戻った気分でした。
まさか私のことを覚えていただいてるとは夢にも思わずに
恐縮することしきりでしたが、ほんとに人生って何があるか分かんないですね…。
また是非、会場全体が朗らかになるステージを拝見させてください。
あこさんのご活躍を今後とも楽しみにしてます。
メテオールのCDにサインを頂戴しました。
ボクかっぱ巻き/遠峰あこ
横濱ほーらい節/遠峰あこ
遠峰あこオフィシャルホームページ
http://www.tominegumi.com/
2013-04-19 16:07
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