P-MODEL MEMBERS RARE DISCS（２）＜中野テルヲ 編＞ [特別企画]
P-MODELに縁あるミュージシャンの、今ではちょいと珍しい音盤を紹介する新春企画。
今回紹介するのは、昨年は作品発表やライブと大活躍した、中野テルヲです。
それでは、P-MODEL以後の活動概略から。
1988年末にP-MODELが「凍結」（活動停止）して以降は、
三浦俊一・鈴木友行と“STEREO SCOPE”を結成。後に“SONIC SKY”へ改名。
1991年にケラ・みのすけと“LONG VACATION”を結成。ソニック脱退。
1995年にロンバケが活動休止してからはソロ活動を中心として作品発表。
2000年代はミュージシャン活動のペースが減るも、
2009年の「DRIVE TO 2010」出演でシーンに劇的復帰。
以後はソロにコンピレーションにと精力的な活動が続く。
先ほども書きましたが、去年の活動ペースは
それまでの2000年代からは、にわかに信じられないような、
ファンに取って嬉しすぎるほどのハイペースでした。
まったくライブに行けなかったのは至極残念ですが、
その分、Twitterの「中野テルヲ配信局」などからの
情報伝達も活発だったのは、地方民として有難い限り。
今年は生で見たいなあ。
さて、それでは中野テルヲのレアディスクを紹介。
前回の福間創同様、しっかりとしたバイオグラフィーとディスコグラフィーが
公式サイトにまとめられていて（これもファンには有難い）
非常に参考になりますので、今回もそちらを参考にしながら進めましょう。
http://www.din.or.jp/~teru-o/biography.html
http://www.din.or.jp/~teru-o/discography.html
VOS! Vol.18 ／ Vol.23
P-MODEL凍結後に三浦達と結成したバンド“SONIC SKY”。
詳細については後日、三浦俊一編で紹介することにして、
ここでは中野視点から解説します。
中野在籍時に発表されたのは、1stミニアルバム“SONIC SKY”。
音盤として残ってる提供曲は「CLOWN SONG」「LOVE BEACH」だけですが、
他にもロンバケのレパートリーだった「HONEY PUNCH」「LEGS」も
当時のナンバーだったと伺ってます。
またソニックスカイは宝島から出版されていた
ビデオ音楽マガジン“VOS!”に何度か出演しています。
初出演はステレオスコープ時代の18号。
メンバー紹介と「FREE FREE FREE」のライブ映像。
23号では新宿ロフトでの「LOVE BEACH」が収録されてます。
私は未確認ですが「HONEY PUNCH」が収録されてる回もある模様。
見たい、超見たい。
これらの映像の特徴はメンバーがとにかく全員若い！ そしてロック！
三浦が歌い、中野が飛び跳ね、鈴木が叩く！
中野と三浦はP-MODEL時代にも、メンバー（三浦）スタッフ（中野）で接触してて、
三浦がP-MODEL ANOTHER ACTとして発表した「D-SIDE」にも
中野の名前がクレジットされていたり、他にもいくつかあったりと、
同世代での交流が古くからあったようです。
しかし、なんでこんなにソニックスカイが取り上げられてるか、
疑問にお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、
これは当時、三浦がVOS!に参画していたのも一因。
ここらへんのお話も含めて、詳しくは日を改めて。
↑↑ 当時のインタビュー記事より。
尾島由郎“hands・some”
ロンバケ時代の中野が、環境音楽家である尾島のソロアルバムへ参加。
参加曲は「BEATNIKS STATEMENT」「DISCOMPOSURE」の二曲。
プリーツな電子音が飛び交う刺激的な曲です。
なお、尾島はその後、MP3有料配信サイト「JETSHOP.COM」を立ち上げ、
当時ソロ活動をしてた中野は、JETSHOPから新曲を配信していました。
それらの楽曲は後に“1/1 Loading Plan”として4枚のCDにまとめられ、
さらに2005年に“Dump Request 99-05”としてアルバム化の運びとなりました。
V.A.“トロイの木馬”
某FM番組に寄せられたインディーズミュージシャンのデモテープから生まれた
1993年発売のコンピレーションアルバム。
この中に中野がお手本的に一曲「IMAGINE」を提供。
イマジンと言っても、後にダンプリクエストに収録された
近年のバージョンではありません。
比較すると原曲に忠実な、それでいて原曲をテクノ再構成したナンバーで、
こちらに慣れ親しんでいた分、ソロライブで発表されたイマジンを目にしたときは、
それはそれは衝撃的な出逢いでした。
余談ですが、このアルバムは若手ミュージシャンが中心の構成で、
その中にはアマチュア時代の福間が在籍していた当時の
Controlled Voltageの楽曲も収録されてます。
他には現メテオールのカズウが率いたパラペッツや
モノグラムやＹセツ王に在籍した中村滋のB-2DEP'T他、
今見るとかなり豪華なラインナップです。
そんな話の流れから次に紹介するのはモノグラム。
monogramme“2001 demo-track Graphite”
「non graph」として平沢進のデザイン業務を手がけ、
ザ・シンセサイザーズのサポートキーボードもこなし、
あるときは「中野テルヲ製作委員会」の重鎮としても活躍し、
はたまた三浦俊一と組んで「Web+」というライブイベントを企画し、
ライブも出来るショップ＆ギャラリー「Tray」を経営。
最近では手焼きCD-R専門レーベル「nallow-it」として、
高橋芳一の初アルバムを世に送った、
P-MODEL界隈では縁の下の力持ち的な重要人物である、seal-s.com代表：中井敏文。
http://seal-s.com/
八面六臂の大活躍をする彼のライフワークと言えるのがバンド「モノグラム」です。
その歴史は古く、ナゴムレコードのコンピレーションにも参加した経緯があり
その後も長きに渡り、精力的なライブ活動とイベント運営をされてます。
トピックとしてはP-MODELコピーバンド大会「ERRORS OF P-MANIA」では
「コP-モデル」として出場し、第一回優勝をかっさらいました。
ところで、今日のお題は中井敏文ではなく、あくまでも中野テルヲ。
実は2001年、モノグラムに中野が加入した時期がありました。
そのメンバー構成で２～３度ほどライブ活動をおこなった後は
モノグラムが活動休止時期に入り、結局そのまま解消したようですが
今回紹介するのは2001年4月7日の中野加入お披露目ライブで配布された
デモCD“Graphite”。
モノグラムはライブごとにお土産的なCDを配布することが多いのですが、
これは中野在籍時に配られた唯一のCD。
あくまでデモなので、中野が関わってるとは断定できませんが
各所に散りばめられたノイズ混じりの電子音は、明らかに中野の専売特許。
なお、Graphiteは2007年に発売されたモノグラムのアルバム“send”にも収録されてます。
まったく違うアレンジですので聴き比べると楽しいかと。
長くなってしまいました。そろそろここまで。
サターン版バーチャファイター２やすごろクエストなど
ゲーム音楽についても書きたい気持ちはありますが
そちらの方はまた機会があったときに。
----------
2018.07 追記：
すごろクエスト ダイスの戦士たち
プロジェクトEGG・ニンテンドー3DS／Wii Uバーチャルコンソール 配信中
LONG VACATION 「BEACH PARTY」
（すごろクエスト フィールドテーマ アレンジ曲）
----------
それと、今回はレアディスク特集でしたので、
ロンバケ時代の話は割愛しました。悪しからずご了承ください。
ロンバケのディスコグラフィーは、ケラ関連情報サイトの老舗である
「ぱちーの」に、非常に充実した内容でまとめられてますので、どうぞご覧ください。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/tatsuroo/disco/lonvac.htm
明日はソニックスカイでの中野の盟友にして、
現在はビートサーファーズにおいて上司と部下（笑）でもある
（ではなく社長と所属アーティストですな）
三浦俊一特集をお届けします。お楽しみに。
今回紹介するのは、昨年は作品発表やライブと大活躍した、中野テルヲです。
それでは、P-MODEL以後の活動概略から。
1988年末にP-MODELが「凍結」（活動停止）して以降は、
三浦俊一・鈴木友行と“STEREO SCOPE”を結成。後に“SONIC SKY”へ改名。
1991年にケラ・みのすけと“LONG VACATION”を結成。ソニック脱退。
1995年にロンバケが活動休止してからはソロ活動を中心として作品発表。
2000年代はミュージシャン活動のペースが減るも、
2009年の「DRIVE TO 2010」出演でシーンに劇的復帰。
以後はソロにコンピレーションにと精力的な活動が続く。
先ほども書きましたが、去年の活動ペースは
それまでの2000年代からは、にわかに信じられないような、
ファンに取って嬉しすぎるほどのハイペースでした。
まったくライブに行けなかったのは至極残念ですが、
その分、Twitterの「中野テルヲ配信局」などからの
情報伝達も活発だったのは、地方民として有難い限り。
今年は生で見たいなあ。
さて、それでは中野テルヲのレアディスクを紹介。
前回の福間創同様、しっかりとしたバイオグラフィーとディスコグラフィーが
公式サイトにまとめられていて（これもファンには有難い）
非常に参考になりますので、今回もそちらを参考にしながら進めましょう。
http://www.din.or.jp/~teru-o/biography.html
http://www.din.or.jp/~teru-o/discography.html
VOS! Vol.18 ／ Vol.23
P-MODEL凍結後に三浦達と結成したバンド“SONIC SKY”。
詳細については後日、三浦俊一編で紹介することにして、
ここでは中野視点から解説します。
中野在籍時に発表されたのは、1stミニアルバム“SONIC SKY”。
音盤として残ってる提供曲は「CLOWN SONG」「LOVE BEACH」だけですが、
他にもロンバケのレパートリーだった「HONEY PUNCH」「LEGS」も
当時のナンバーだったと伺ってます。
またソニックスカイは宝島から出版されていた
ビデオ音楽マガジン“VOS!”に何度か出演しています。
初出演はステレオスコープ時代の18号。
メンバー紹介と「FREE FREE FREE」のライブ映像。
23号では新宿ロフトでの「LOVE BEACH」が収録されてます。
私は未確認ですが「HONEY PUNCH」が収録されてる回もある模様。
見たい、超見たい。
これらの映像の特徴はメンバーがとにかく全員若い！ そしてロック！
三浦が歌い、中野が飛び跳ね、鈴木が叩く！
中野と三浦はP-MODEL時代にも、メンバー（三浦）スタッフ（中野）で接触してて、
三浦がP-MODEL ANOTHER ACTとして発表した「D-SIDE」にも
中野の名前がクレジットされていたり、他にもいくつかあったりと、
同世代での交流が古くからあったようです。
しかし、なんでこんなにソニックスカイが取り上げられてるか、
疑問にお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、
これは当時、三浦がVOS!に参画していたのも一因。
ここらへんのお話も含めて、詳しくは日を改めて。
↑↑ 当時のインタビュー記事より。
尾島由郎“hands・some”
ロンバケ時代の中野が、環境音楽家である尾島のソロアルバムへ参加。
参加曲は「BEATNIKS STATEMENT」「DISCOMPOSURE」の二曲。
プリーツな電子音が飛び交う刺激的な曲です。
なお、尾島はその後、MP3有料配信サイト「JETSHOP.COM」を立ち上げ、
当時ソロ活動をしてた中野は、JETSHOPから新曲を配信していました。
それらの楽曲は後に“1/1 Loading Plan”として4枚のCDにまとめられ、
さらに2005年に“Dump Request 99-05”としてアルバム化の運びとなりました。
V.A.“トロイの木馬”
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 1993/05/10
- メディア: CD
某FM番組に寄せられたインディーズミュージシャンのデモテープから生まれた
1993年発売のコンピレーションアルバム。
この中に中野がお手本的に一曲「IMAGINE」を提供。
イマジンと言っても、後にダンプリクエストに収録された
近年のバージョンではありません。
比較すると原曲に忠実な、それでいて原曲をテクノ再構成したナンバーで、
こちらに慣れ親しんでいた分、ソロライブで発表されたイマジンを目にしたときは、
それはそれは衝撃的な出逢いでした。
余談ですが、このアルバムは若手ミュージシャンが中心の構成で、
その中にはアマチュア時代の福間が在籍していた当時の
Controlled Voltageの楽曲も収録されてます。
他には現メテオールのカズウが率いたパラペッツや
モノグラムやＹセツ王に在籍した中村滋のB-2DEP'T他、
今見るとかなり豪華なラインナップです。
そんな話の流れから次に紹介するのはモノグラム。
monogramme“2001 demo-track Graphite”
「non graph」として平沢進のデザイン業務を手がけ、
ザ・シンセサイザーズのサポートキーボードもこなし、
あるときは「中野テルヲ製作委員会」の重鎮としても活躍し、
はたまた三浦俊一と組んで「Web+」というライブイベントを企画し、
ライブも出来るショップ＆ギャラリー「Tray」を経営。
最近では手焼きCD-R専門レーベル「nallow-it」として、
高橋芳一の初アルバムを世に送った、
P-MODEL界隈では縁の下の力持ち的な重要人物である、seal-s.com代表：中井敏文。
http://seal-s.com/
八面六臂の大活躍をする彼のライフワークと言えるのがバンド「モノグラム」です。
その歴史は古く、ナゴムレコードのコンピレーションにも参加した経緯があり
その後も長きに渡り、精力的なライブ活動とイベント運営をされてます。
トピックとしてはP-MODELコピーバンド大会「ERRORS OF P-MANIA」では
「コP-モデル」として出場し、第一回優勝をかっさらいました。
ところで、今日のお題は中井敏文ではなく、あくまでも中野テルヲ。
実は2001年、モノグラムに中野が加入した時期がありました。
そのメンバー構成で２～３度ほどライブ活動をおこなった後は
モノグラムが活動休止時期に入り、結局そのまま解消したようですが
今回紹介するのは2001年4月7日の中野加入お披露目ライブで配布された
デモCD“Graphite”。
モノグラムはライブごとにお土産的なCDを配布することが多いのですが、
これは中野在籍時に配られた唯一のCD。
あくまでデモなので、中野が関わってるとは断定できませんが
各所に散りばめられたノイズ混じりの電子音は、明らかに中野の専売特許。
なお、Graphiteは2007年に発売されたモノグラムのアルバム“send”にも収録されてます。
まったく違うアレンジですので聴き比べると楽しいかと。
長くなってしまいました。そろそろここまで。
サターン版バーチャファイター２やすごろクエストなど
ゲーム音楽についても書きたい気持ちはありますが
そちらの方はまた機会があったときに。
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2018.07 追記：
すごろクエスト ダイスの戦士たち
プロジェクトEGG・ニンテンドー3DS／Wii Uバーチャルコンソール 配信中
LONG VACATION 「BEACH PARTY」
（すごろクエスト フィールドテーマ アレンジ曲）
LONG VACATION 「BEACH PARTY」
LONG VACATION 「BEACH PARTY」 [音楽] ファンクラブ向けカセット第3弾 1994/03/27下北沢シェルターのファンクラブイベントのミックステー...
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それと、今回はレアディスク特集でしたので、
ロンバケ時代の話は割愛しました。悪しからずご了承ください。
ロンバケのディスコグラフィーは、ケラ関連情報サイトの老舗である
「ぱちーの」に、非常に充実した内容でまとめられてますので、どうぞご覧ください。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/tatsuroo/disco/lonvac.htm
明日はソニックスカイでの中野の盟友にして、
現在はビートサーファーズにおいて上司と部下（笑）でもある
（ではなく社長と所属アーティストですな）
三浦俊一特集をお届けします。お楽しみに。
2011-01-02 00:00
コメント(0)
P-MODEL MEMBERS RARE DISCS（１）＜福間 創 編＞ [特別企画]
あけましておめでとうございます。
本年も平沢博物苑、ならびに併設ブログである博物苑顛末録を
どうぞよろしくお願いします。
さて、2011年新春企画として、P-MODELに縁ある
ミュージシャンに関する記事を書こうかと思います。
苑の方にも簡単な過去メンバー紹介ページを設けてますが、
なにぶん2004年製作時のままで更新を怠っており、
近年の各メンバー動向までは追いかけられない体たらく。
それならいっそ、今ではちょいと珍しい音源を合わせて紹介したほうが
いかにもウチの企画らしいのではないかと、開き直った次第であります。
とはいうものの、歴史あるP-MODELの
全メンバー足跡を網羅してる自信はありません。
私が知ってる範囲のメンバーをピックアップして、数日にわたりお届けします。
おせちをつまみつつ、年賀状を見ながら、よろしければ最後までお付き合い下さいませ。
あ。以下は敬称略ですので、あしからず。
----------
それでは第一回は、P-MODELに名を連ねたメンバーの中では最年少。
福間創の音盤紹介から始めます。
まずはP-MODEL以後の活動概略から紹介。
2000年にP-MODELが「解体」と称して活動停止して以降は、
盟友のMOMO・山口慎一と共に“soyuz project”を結成。
同時期に山口が在籍する“YAPOOS”に加入。
しかしYAPOOSは、この時期に作品を残すこと無く、2005年に福間脱退。
soyuzも2006年に構成を改め、福間ソロプロジェクトとして仕切り直し。
一方、三浦俊一とのユニット“エレキバター”を経て
2008年には“ケラ＆ザ・シンセサイザーズ”へと加入。
このような感じでしょうか。
YAPOOS時代に予定されていたアルバム「霊長類ヤプーズ品目ヒト科」が
日の目をみること無く延期されたのは残念です。
在籍時代の記録で世に出たのは、2001年にNHK BSで中継された
渋谷クアトロのライブ映像ぐらいでしょうか。
----------
2018.07 追記：
ヤプーズ在籍時映像 赤い戦車
----------
さてさて、自身のプロジェクトであるsoyuz projectには
公式サイトに詳細なデータベースページがあります。
http://www.soyuzdata.com/data.html
今回はそちらを合わせてご覧ください。
（余談ですがこのページ。キーマガに提供したデモ曲を配布してるんですね）
「Rhythm Mastas Vol.1 ／ Vol.2」
1999年にムラサキスポーツが企画したダンストラック・コンピレーションアルバム。
Vol.1には“V-Lab.”名義で「SA-LA」「PRE.」「RE:V-Bali」の三曲を、
またVol.2には実姉：福間未紗と斎藤哲也と組んだユニット“THE CONCORDE”として
「Questioned One Hundred」「Grand Cross Thousand」の二曲をそれぞれ提供。
V-Lab.は四つ打ちが強烈に響くダンスチューンが中心ですが、
ザ・コンコルドの方は姉弟ユニットだけに、
ユーモアとメランコリックが入り混じるメロディアスな曲調です。
特に「Grand Cross Thousand」は、
福間未紗の詞とボーカルが乗ってもおかしくない出来。
ちなみに「SA-LA」とは、福間愛用のルーミングラスの名前でもあります。
上のデータベースページにも写ってますね。
「DOUBLE-S.T.E.A.L sound track」
現行の公式サイトには載ってませんので、こちらをご参照ください。
http://www.artism.jp/ad_s007.html
2002年に初代X BOXと同時に発売されたカーアクションゲーム。
その音楽をsoyuz projectが全面担当。
本盤はプレゼンテーション用としてクライアントに配布された非売品CD。
レーベル面にもsoyuzマークがしっかりプリントされてます。
ゲーム内容は香港が舞台らしく、アジアンなフレーズが光る四つ打ちテクノ構成。
全９曲収録で曲名は以下のとおり。
---------
DOUBLE-S.T.E.A.L
systems of kowloon
dextrax 1
dextrax 2
dextrax 3
dextrax 4
dextrax 5
hongkong fight
the end of asiantech
---------
最後のトラックタイトルが気になりますが、オリジナル曲です。念のため。
以上、福間創レアディスクでした。
私の知人友人には年季の入った福間マニアが幾人もいるため、
激しいツッコミが来ないか、今から冷や冷やしてます。
----------
2018.07 追記：
Bビーダマン爆外伝のうた（くろボン 俺だけのLONELY）
----------
第二回は中野テルヲ編をお届けします。
それではまた明日。
本年も平沢博物苑、ならびに併設ブログである博物苑顛末録を
どうぞよろしくお願いします。
さて、2011年新春企画として、P-MODELに縁ある
ミュージシャンに関する記事を書こうかと思います。
苑の方にも簡単な過去メンバー紹介ページを設けてますが、
なにぶん2004年製作時のままで更新を怠っており、
近年の各メンバー動向までは追いかけられない体たらく。
それならいっそ、今ではちょいと珍しい音源を合わせて紹介したほうが
いかにもウチの企画らしいのではないかと、開き直った次第であります。
とはいうものの、歴史あるP-MODELの
全メンバー足跡を網羅してる自信はありません。
私が知ってる範囲のメンバーをピックアップして、数日にわたりお届けします。
おせちをつまみつつ、年賀状を見ながら、よろしければ最後までお付き合い下さいませ。
あ。以下は敬称略ですので、あしからず。
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それでは第一回は、P-MODELに名を連ねたメンバーの中では最年少。
福間創の音盤紹介から始めます。
まずはP-MODEL以後の活動概略から紹介。
2000年にP-MODELが「解体」と称して活動停止して以降は、
盟友のMOMO・山口慎一と共に“soyuz project”を結成。
同時期に山口が在籍する“YAPOOS”に加入。
しかしYAPOOSは、この時期に作品を残すこと無く、2005年に福間脱退。
soyuzも2006年に構成を改め、福間ソロプロジェクトとして仕切り直し。
一方、三浦俊一とのユニット“エレキバター”を経て
2008年には“ケラ＆ザ・シンセサイザーズ”へと加入。
このような感じでしょうか。
YAPOOS時代に予定されていたアルバム「霊長類ヤプーズ品目ヒト科」が
日の目をみること無く延期されたのは残念です。
在籍時代の記録で世に出たのは、2001年にNHK BSで中継された
渋谷クアトロのライブ映像ぐらいでしょうか。
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2018.07 追記：
ヤプーズ在籍時映像 赤い戦車
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さてさて、自身のプロジェクトであるsoyuz projectには
公式サイトに詳細なデータベースページがあります。
http://www.soyuzdata.com/data.html
今回はそちらを合わせてご覧ください。
（余談ですがこのページ。キーマガに提供したデモ曲を配布してるんですね）
「Rhythm Mastas Vol.1 ／ Vol.2」
1999年にムラサキスポーツが企画したダンストラック・コンピレーションアルバム。
Vol.1には“V-Lab.”名義で「SA-LA」「PRE.」「RE:V-Bali」の三曲を、
またVol.2には実姉：福間未紗と斎藤哲也と組んだユニット“THE CONCORDE”として
「Questioned One Hundred」「Grand Cross Thousand」の二曲をそれぞれ提供。
V-Lab.は四つ打ちが強烈に響くダンスチューンが中心ですが、
ザ・コンコルドの方は姉弟ユニットだけに、
ユーモアとメランコリックが入り混じるメロディアスな曲調です。
特に「Grand Cross Thousand」は、
福間未紗の詞とボーカルが乗ってもおかしくない出来。
ちなみに「SA-LA」とは、福間愛用のルーミングラスの名前でもあります。
上のデータベースページにも写ってますね。
「DOUBLE-S.T.E.A.L sound track」
現行の公式サイトには載ってませんので、こちらをご参照ください。
http://www.artism.jp/ad_s007.html
2002年に初代X BOXと同時に発売されたカーアクションゲーム。
その音楽をsoyuz projectが全面担当。
本盤はプレゼンテーション用としてクライアントに配布された非売品CD。
レーベル面にもsoyuzマークがしっかりプリントされてます。
ゲーム内容は香港が舞台らしく、アジアンなフレーズが光る四つ打ちテクノ構成。
全９曲収録で曲名は以下のとおり。
---------
DOUBLE-S.T.E.A.L
systems of kowloon
dextrax 1
dextrax 2
dextrax 3
dextrax 4
dextrax 5
hongkong fight
the end of asiantech
---------
最後のトラックタイトルが気になりますが、オリジナル曲です。念のため。
- 出版社/メーカー: ぶんか社
- メディア: Video Game
以上、福間創レアディスクでした。
私の知人友人には年季の入った福間マニアが幾人もいるため、
激しいツッコミが来ないか、今から冷や冷やしてます。
----------
2018.07 追記：
Bビーダマン爆外伝のうた（くろボン 俺だけのLONELY）
【作業用BGM】Bビーダマン爆外伝のうた【ほぼ全部入？】
【作業用BGM】Bビーダマン爆外伝のうた【ほぼ全部入？】 ただしビクトリー、てめーはダメだ。（未収録的な意味で）当時購入してたビデオやらなにやらを発掘...
----------
第二回は中野テルヲ編をお届けします。
それではまた明日。
2011-01-01 01:00
コメント(0)
