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設立前夜(1) [昔語り]

[平沢博物苑]がオープンする前にも、
P-MODEL/平沢進にはファン私設のデータベースサイトが
無数に存在し、大手と呼ばれたサイトもいくつかありました。
しかし、それらには利用者として残念に感じることがありました。

1.ジャケット画像の未掲載。存在してもサムネイル程度のサイズ。
2.制作者によるコメント解説文。主観によって書かれるため、
  対象の作品が好きか嫌いかによって内容の濃淡が激しい。
3.制作者の都合による更新ストップ、またはサイト閉鎖。


画像の有無で言えば、やはり有った方が見栄えがします。
それも出来る限り大きい画像で見たいのがファン心理。

余談ですが、凍結前の80年代P-MODELのジャケットは
当然の事ながら、アナログLPサイズを前提にデザインされてます。
どのアルバムも凝ったアートワークが施されてて美しい。
対して90年代に出た再発CDのそれは、そのまま縮小しただけで
細い線も点もつぶれたまま。「仕事」を感じません。
機会があれば皆さんも是非、LPを手にしてください。


制作者によるコメント解説云々については、くれぐれも誤解の無いように。
主観による解説自体が不満なのではありません。
そもそも解説って、主観客観を織り交ぜて書いてナンボだと思います。
不満なのは、「このアルバムは大好きだから思いの丈をいっぱい書く」
「こっちは好きじゃないから、さらっと紹介程度で」と言うような
作品毎の解説内容の偏りに不満を覚えてました。


3に関しては、自分自身も戒めなければならぬ事項のひとつです。
他人様に見られることを望んでサイト公開を始めたならば
「続けること」も重要であると思いますし、
被対象が更新されるならば、それに応じて更新も継続すべきです。

もちろん、サイトは制作者の物です。
その人のやんごとない事情によって、
閉じたり更新終了されたりするのも承知してます。
ですが、よく立ち寄ったファンサイトがなくなったり更新終了するのは、
一ファンとして残念な思いをしました。

「デジタルは忘れない。だけど、忘れる時はコマンド一発。」
友人の至言です。この言葉を肝に銘じて
[平沢博物苑]を続けてゆきます。


以上が、私設データベースサイトについて、
利用者として感じていた事柄です。
自分自身でデータベースを作るなら上記の点は解決したい…と、
ぼんやりと骨子を固めていた頃のお話しでした。

そして、視線の先にあったのがもうひとつ。
既存の紙媒体P-MODEL資料集でした。
ファンになりたての頃から、穴が空くほど読み込んだ数々の資料集。
それらとも方向性が明確に違う、
インターネットならではのデータベースが欲しい、と考えてました。
そちらについては、また次回。
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